2018年02月21日

ポリリズム-1

 ポリリズム‥‥民族音楽では非常に多用されるモノですが、実はフラメンコにも使われています。ただ、ポリリズムという言葉はあまり使いませんが‥‥。

このことを気付かせてくれたのが、今も後進の指導を中心に活動されているクリストバル・レジェス氏でした。あのファキン・コルテスさんのおじさん、です。
クリストバル氏が若い頃、その頃は私もスペインに居て、いろいろな人の稽古伴奏をしながら伴奏の修行をしていた頃のことです。
友人のギタリストから“おいっ、ちょっと面倒な踊り手がいるんだけれど、一人じゃ怖いので一緒にやらないか!?”と誘われたのですが、恐いもの知らずの馬鹿者だった私は“了解!!”と軽い気持ちで弾き受けてしまったのです。

後日、指定された時刻に指定されたスタジオに行き、即伴奏をすることになった。
“じゃ〜、アレグリアスから合わせてみよう!!”ということになり、ザッと全部を通すことになった。
しばらくは“どこが怖いんだ!?全然普通じゃん!!”と思いながら、弾いていたのだが、エスコビージャ(足のソロ部分?)になったとたん“えっ、コンパスがおかしくない!?リズムが取れない‥‥”とパニックになってしまった。
当然クリストバルさんは途中で止めてしまった。曰く“そんなにオレのエスコビージャは取りづらいのか!?”と不機嫌になってしまった(^^;)

-途中省略-

地獄のような練習の後に近くのバルに行き、クリストバルさんの説教?のようなお話を聞くことができた。
端的に言えば、“例えばの話だが、黒という色の中には、すべての色が含まれていることを知っているだろう!?
その中から、その時の気分、または前後の関係の流れの中で、強く感じた色を俺は出しているだけなんだ。ただ、なかなかその色を同時に感じてくれないギタリストが多過ぎるから困っているんだ‥‥”ということだった。

実は、同じようなことを某唄い手から聞かせてもらったことがある。
曰く“苦しさの中にも明るさはあるんだよ!、楽しみの中にも哀しさがあるように‥‥な!?”ということだった。
また、某ギタリストは“ブレリアの中にもソレアはあるし、ファンダンゴがある時もある‥‥単一的な捉え方は止めなさい!!”ということだった。

話が長く、しかも支離滅裂になるので、この辺でやめておくが、実はリズムの中にも様々なリズムが潜んでいる、ということを知ってほしいと思います。まずはリズムから‥‥ですね。

ここからは譜面を見ながら読んでみてください。

poli_ritmo-1.jpg
1.
 これは“ジャンジャカジャン”というリズムを弾くだけです。
ちなみに、6拍単位で感じて弾いてみてください。

2.
 続いて、1拍半ずつ弾くリズムです。6拍単位で考えれば、4拍子にも感じられますね。
これを弾きながら1.のリズムを頭の片隅に同時に鳴らしてみてください。楽しくなりますよ!!。
つまり、6拍子と4拍子が同時進行していく、ということになります。

この状態で、ある時は6拍子、或いは4拍子を強く感じたら、そのように弾けば良いし、3拍子を感じたら3拍子で弾く、そして2拍子を感じたら2拍子で弾く‥‥ということです。
この時、拍子が変わった、という感じ方ではなく、どちらかの拍子・リズムが表に出た、というように感じましょう。
これがポリリズムの超基本、ということになります。

3.
 これは2拍ずつ鳴らした例です。やはり6拍単位で感じます。
これを昔は“大きな3拍子”と呼んでいました。今はどうなのか‥‥わかりません。
ちなみに、4分音符での3拍を“小さな3拍子”と教わりました。

4.
 3拍単位の場合です。6拍単位で考えれば、“大きな2拍子”ということになります。

いかがでしょうか!?
少なくとも上記のうち2種類のリズムを頭の中で平行に鳴らしながら弾けるようにしましょう。
慣れたら‥‥全部のリズムが頭の中で交錯するようになり続けられます。
ただの6拍の中にも2拍子、3拍子、そして4拍子が混在、潜在しているんですね。
それらの様々な律動を心の中に潜ませながら、“今、感じているリズム”を表に出して弾く、ということがフラメンコにも日常茶飯事に行われています。

前述のクリストバル氏のエスコビージャは、かなり頻繁にリズムが代わっているように感じたのですが、実は大きな一定の流れの中での“一種の遊び、感じたままの表現”だったわけです。
このことが理解できてからは、どんなリズムのサパテアードに出くわしても、驚くことなく瞬時に対応できるようになりました。
ギターの人も踊りの人も、フラメンコのコンパス、リズムを狭い感じ方で理解せず、様々な感じ方で対応してみることをお勧めします。
まずはセビジャーナスから分析?してみると良いかもしれません。
6拍子の中に単純ながら2拍子と3拍子が混在しているものが沢山ありますから、ね(^_-)
posted by 羊飼い at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2018年02月17日

五輪フィギュア:羽生選手が「金」、宇野選手が「銀」‥‥

 やりましたね〜!(^^)!
先ほど、冬季五輪フィギュアスケート男子のフリーが行われ、羽生結弦選手が優勝し、冬季五輪連覇を達成しました。
また、宇野昌磨選手がショート・プログラムの3位から2位に入り、日本勢が金、銀メダルを獲得しました。
話によると、冬季五輪のフィギュアでの2連覇は66年ぶりとか‥‥(@_@)。
また、日本勢の冬季五輪での個人種目連覇は初めて、とのことです。

しかし、大会前にあれだけの怪我を負いながら、それでも降りかかる?過大な期待からのプレッシャーに、見事に勝った羽生選手、文句のつけようがないですね〜!!素晴らしいの一言しかありません。
凡人のおじさんの私が想像するに、精神的にも肉体的にも、とても厳しい日々を過ごしたことと思います。
私だったら逃げるでしょうね‥‥(^^ゞ

しかし、韓国で日の丸が2本も高い所に掲揚され、君が代が会場内に響き渡る‥‥現地の人たちはどんな感想を持つんでしょうね‥‥!?
おっと、国際問題になりかねないことは書かない方が良いですね(^.^)

ここで羽生選手の写真を添付したいところですが、肖像権やら著作権の問題になるらしいので、遠慮しておきます。
今夜は日本男子の快挙を祝ってお寿司でもいただくことにします(^^♪

日本のフラメンコ界にも、羽生選手のような人が出てきてほしいですね〜。無理か!?

posted by 羊飼い at 15:51| Comment(0) | TrackBack(0) | タマ〜に書く日記

サラ・バラスのアレグリアス

 かなり前に『お薦め動画集』でも紹介した、サラ・バラスさんのアレグリアスです。
20年以上前のサラさんですが、これぞアレグリアス、という感じがしますね〜!!
というよりも、ただ私好みなだけ、ということも言えるかもしれませんが‥‥。
たぶん、ハビエル・バロン氏に師事していた頃だと推測しますが‥‥ガセネタかもしれません‥‥(*_*)

しかし、身体やブラソ(腕)の使い方、コンパスの感じ方、そしてサパテオの技術と表現など、とても素晴らしいモノがあると思います。
残念ながら、日本には居ないタイプのようです。もし、居たらご一報ください。馳せ参じます(^^ゞ

もう、何十回も何百回も観ているのですが、飽きないですね〜!!
ちなみに、silencio(スィレンシオ、人によってはシレンシオと発音)、つまり踊りの中ごろに出てくる、ゆったりとしたところですが、バックのギターが弾いているファルセータは、素人さんが創ったモノということです。
CDを自主出版したのですが、とても素人さんには聞こえない出来栄えです。
でも、だれ一人、プロにならなかったと聞いています。もったいないですね〜!!

サラさんの動きのイントネーション、サパテオの切れ味の素晴らしさ、ブエルタ(回転)のカッコ良さ‥‥日本で踊りを学んでいる方に見習ってほしいところです。

画像が良くないのが残念なのですが、ぜひじっくりと鑑賞してもらいたいところです。


sara baras.jpg

※画像下部のアドレスをクリックしてご覧ください


posted by 羊飼い at 12:01| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋