2015年09月05日

新人公演の感想-原稿

新人公演の感想の原稿全文を掲載しました。
興味のない方には“それがなんなの‥‥!?”だとは思いますが、サラッと読んでいただけたら幸いです。


−新人公演の感想−

フラメンコを唄い、踊り、そしてギターを弾く側も、そして聞く側も“人それぞれ”ということを、まずお断りした上で、今回の新人公演についての、あくまでも私的な感想を述べさせていただくことにします。
まずギターの部から‥。

−ギターの部−
今回の出演者全員に言えることですが、音の芯というか核がハッキリとしていないことでしょう。
明らかに弾ききっていない、弾弦の思い切りの良さが足りない、と感じました。
自分の部屋で弾いている時には、ちょっとでも弦から指が離れれば自分の耳には聞こえるので弾けていると錯覚を起こすことは良くあることです。しかし、それでは残念ながら“弾いている”ということにはなりません。

特に、音数が多い“今風のフラメンコ”を好み、そして弾く場合には基本練習が絶対不可欠なのです。
特に、アルアイレが不明瞭だった人が多かったように思います。
右手はアルアイレ、左手はスラーが最重要なメカです。これだけはしっかりと身に付けて欲しいところです。
そうすれば、軽く弾いても音の芯・核がハッキリと感じられるようになるでしょう。
今回の出場者の中では、木村尭さんが、音が聞き取りやすかったという点で頭ひとつ抜きん出ていたように感じました。
たた、エンディングのリズム群の一本調子な感じが、ちょっと惜しかったような気がします。

ごく個人的な好みでは、ブレリアスを弾いてくれた内山さん、気持ちは伝わってきました。
感じたままに指が動くようになるために、更なる精進を期待しています。

ーカンテの部−
フラメンコの魂とかアイレとかの前に、声と発音と息遣いで勝負しなくてはならないのがカンテです。
ということは、まず発音に充分な注意と訓練が必要になります。
スペイン語が話せても話せなくても“それっぽい”きちんとした発音で唄うことを目指して欲しいところです。
要は母音の発音の仕方でしょう。母音でリズムを取り、母音で唄う‥これが基本、ということを理解して欲しいですね。

また、出場者の多くが、音程に不安を抱えているように感じました。
自分の出した声に責任を持って、その声の行く末をシッカリと見守る、という丁寧さ・繊細さを持っていただけたら、と思います。
そのためにも基本のひとつでもあるロングトーンの練習、ぜひやっていただきたいと思います。
音程の不安定さも軽減されるでしょう。

更に、歌詞の行末のキメ感が必要になります。
これも息遣いに関連することですが、ダラ〜ッとしてしまい、キメ感が弱いように感じました。
フラメンコのお作法のひとつです。そのあたりの基本的な知識を先生から教えてもらうか、自分で研究してください。

ということで、今回は奨励賞は推薦者無し、という結果になってしまいました。
ただ、私の好みを言わせていただけるとすれば、グラナディーナスを唄ってくださった占部知恵さん、良い感じを持っていらっしゃるように感じました。
もし、人前で唄う事を目的としていらっしゃるとしたら、基本練習を積み重ねていただきたいと思います。
-------------------------------------------
という文章を書いてみました。
各個人について書いてもみましたが、今回は総評的な書き方をしてしまいました。その方が無難だし‥‥。
本当は、もっと文字数が多かったのですが、かなり省略したしだいです。

どんなものでしょうか‥‥!?


posted by 羊飼い at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | タマ〜に書く日記
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