2017年03月28日

ヘレスの子供たちのブレリアのリズム練習-補足

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 この記事?、結構読んでくれている人が多いようです。
logを見ると、どのページが多く読まれているかがわかる仕組みになっていますので‥‥管理者特権?です。

ところで、このフラメンコ処方箋はレッスンの形態をとっていません。
皆さんが“本気で”練習に取り組む際の問題提起、或は練習時に気にして欲しいことの抜粋、として書いているものです‥‥と以前に書いたにもかかわらず、お問い合わせ先にメールで質問してくる人がいます。
申し訳ありませんが、返信は一切できませんのでお断りしておきます。

と、前書きはこのくらいにして‥‥
ブレリアスのリズムの感じ方、なかなか実感として理解できない人が多くいるようです。
一番多いのが“12拍目からファルセータが始まっているから、やっぱりブレリアスは12拍目から始まっている‥‥”という初歩的な疑問を持ってしまう人が多くいる、ということです。
確かに、そのように聞こえるかもしれませんが、実際に音として弾いていない拍のリズムが感じられるかどうか‥‥ということだと思います。

このヘレスの子供たちが動画の後半で“1-2-3,1-2‥‥”言葉で言えば“ウン-ドス-トゥレス-ウン-ドス‥‥”と言ってリズムに入っているのを、丸暗記して欲しいところです。

前半の“1-2-3”は、一緒にリズムを感じるための導入部分?としてのもので、日本で言えば“せ〜の”的に考えてください。
また、12拍単位として考えた場合のコンパスの後半の“6-7-8-9-10”つまり“1-2-3-4-5,6-7-8-9-10,1-2”の感じ方の後半の6-7がウン、8-9がドス、そして10がトゥレス、になっています。2拍単位で感じている部分に注目してください。
直後の1-2、つまり11-12から始まるような数え方をしているわけです。

“1-2-3,1-2-3,1-2,1-2,1-2”というのは外人向けの基本的なリズムの数え方、でしかないことを理解する必要があるでしょう。これだけではコンパスの説明にはなりませんからね‥‥。

さて、ここでギターが音を出すタイミングですが、実際には様々な場合があります。
いずれにしても、キメの10拍目を意識、或いは“絡めて”弾き出すことが多いようですが、音を出していないからリズムがない、感じていないということではありません。
たとえ12拍目から音を出していても、頭の中ではキメの10拍目を意識して、直後からリズムをハッキリと感じて弾くことが普通です。
中には9拍目の裏から入っているファルセータもあります。でも、リズムの感じ方は前述の“1-2-3-4-5,6-7-8-9-10,1-2”の感じ方の上にギターが鳴っている、ということです。ちなみに、大昔は1拍目から感じて弾くことが普通でしたね。

言葉だけで説明しようとすると、かえって小難しく感じられるかもしれませんが、音の出始めがリズムの頭ではない、ということを肝に銘じるしかないようです。
頭乗りの3拍子のクセがついたままでは、フラメンコだけでなく、ラテン音楽やジャズも理解できなくなってしまうでしょう。私たち日本人の致命的な欠点の一つです。

メトロノームを持っている人は、3拍子に設定して、アクセントの“チン”という音を1拍目ではなく、3拍目でチン、という感じ方でギターの練習をしてみてください。
意外に簡単に“頭乗り”の悪癖から逃れられるかもしれません、お試しください。
1-2-チン、4-5-チン‥‥。結構楽しいですよ!!

頭乗りの悪癖退散!!

posted by 飯ヶ谷 守康 at 18:21| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋
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