2017年05月06日

踊りの伴奏-1(Farruca-ファルーカ)

日本では、フラメンコといえば踊り、という感じが強いですね〜。
そこで、今回はちょっと違った角度?から舞踊伴奏について書いてみましょう。

見本動画としてAntonio Gades(アントニオ・ガデス-1936-2004-)氏のファルーカを見てみたいと思います。
それも、ア・カペラ、です。
なかなか良いのがなかったのですが、サウラ監督の映画『カルメン』の中の1シーンを思い出したので取り上げることにしました。

antonio.JPG
※クリックすると動画が見られます

フラメンコといえば、ソレア・アレグリア・ブレリア等々、リズミカルな踊りが多いのですが、このファルーカは踊り手のリズムの感じ方を伴奏家が察知し、理解しないと伴奏できません。
本場のフラメンコでは、本来、メトロノーム的なギタリストのリズムを踊り手に押し付けてはいけないのです。
だからメトロノームを使っただけのリズム練習は、あまりお勧めしないのです。
いわゆるメトロノーム的なリズム感では伴奏できないのです。

私が本場で修行していた時‥‥“カンテは素人のファンダンゴ(リズムが一定でないモノ)、そしてバイレはプロの踊り手のファルーカの伴奏ができないと一人前とは言えないよ!!”‥‥と、アチコチで言われたものです。

ということで、この動画のファルーカに合わせてギターが弾けるかどうか試してみてください。
もし、合わせられたら一人前、何が何だかわからなかったら、リズムが理解できていないと判断してください。

ちなみに、足音を聞いてリズムを感じることでは、本当の伴奏はできないでしょう。
踊りは“動きのリズム”を感じることが第一ですから。自分のリズムで弾いてはいけないのです。伴奏、という意味を考えましょう。
もちろん、踊る方も足音でリズムを捉えている場合は‥‥もう、お話になりませんね!!
踊りは“全身の動きのリズム、抑揚”がコンパスを形成する、という知識と経験が、最低限必要な要素なのです。
覚えておいてください。
posted by 羊飼い at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋
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