2017年07月08日

iの動き-1

何ともヘンなタイトルになってしまいました。
この練習の目的は、テンポやリズムに対してのiの動きとスピード、について考えてもらうことです。
音を出すことが目的ではありませんので予めご承知おきください。
ただ、↑iで音が出せればOKというのは、ごくごく初心者レベルの話であって、iを使ってリズムを弾く時には、ちょっとしたことを考え、経験して、そして実践する必要があります。
まずは譜面を見ながら実際に音を出してチェックしてみてください。

i-1.jpg
1.
 iだけによるブレリアの1コンパスです。
別に難しくもナントモありませんが、注意点としては、↑iのたびに、いちいち前腕が上下しないように気を付けてください。
弾きづらくなるばかりではなく、コンパス的にも1拍づつ“と切れた感じ方”になってしまうからです。
百歩譲って、前腕が動いて良いのはゴルペのある拍だけ、です。

2.
 1拍半づつのリズムです。というか、6/8と考えましょう。
また、3拍子の中に2拍子が同時進行している、ということを感じながら弾くようにすると良いことがあるかも、です。
難しく言えばポリリズム、ということになるんでしょうね‥‥1?

3.
さて、ここから本題に入ります。
これは2.のバリエーションなのですが、小節後半の↑iの直前に×(ゴルペ)が入っています。
何気に弾いてみてください。もし、メトロノームを持っている人は♩=200くらいで弾いてみることをお勧めします。というのも、あまり遅いテンポでは違いが分かりづらくなる恐れがあるから、です。

ちなみに、ここでも“↑iのたびに、いちいち前腕が上下しない”という鉄則は守ってください。
でないと、練習になりませんから‥‥。

1拍目の↑iと、ゴルペ直後の↑iでは、iの動く速さに違いがあることが実感できるでしょうか!?
もし、全部同じ速度で↑iが動いてしまっては、テンポの乱れ、リズムのずれ、そしてコンパスの流れを阻害してしまう、ということなのです。

これが理解できると、最も基本的な弾き方の一例である1.でも、ゴルペのある拍の↑iの動く速さが、他の拍での↑iとは違っているはずです。でないと、リズムは弾けてもコンパスは弾けない‥‥ということになってしまうのです。
しつこくて恐縮ですが、今回の目的は“テンポやリズムによって、或いは弾き方によって指の動く速度が異なる”ということを理解・実感してもらうことなのです。

ところで、この3.が弾きづらく感じる人は、言いづらいのですが‥‥初心者の域を出ていない、と判断してください。“いつもは、かなりのレベルの曲を弾いているんだ!!”と自分では思っていても、弾き切れていないということに“気が付いていないだけ”という可能性がある、と思ってください。
つまり、弾いている、或いは弾けている“つもりの世界の住人”になっている可能性があるということです。怖いですね〜!!

4.
これは2.や3.のような6/8ではなく、3/4の感じですね。
ここでも1拍目の↑iと2拍目の裏の↓i、そして3拍目の↑iの動く速度が異なることを実感してください。
同じ速度で動いているうちは、いわゆるコンパス感は表現できません。ここは謙虚になる必要があるようです。

ちなみに、速い速度で指を動かそうとすると、ついつい力んでしまいがちですが、力んでしまうと筋肉が固くなり、却って動きを遅くしてしまいがちです。焦りを生むだけのようです。
力ではなく技?という感じ方で弾くようにしましょう。軽く素早くハッキリとした動き‥‥です。

最後に一言‥‥
本当はブレリアスは6/8で書いた方が良いと思うのですが、譜面の見易さを考慮して3/4で書くのが一般的のようです。念のため‥‥。
posted by 羊飼い at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋
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