2018年04月24日

トレモロについて-1

 今回はトレモロについて考えてみることにします。

ギターでのトレモロは“単一の高さの音を連続して小刻みに演奏する”奏法、または“震える音のように聞かせる”奏法、ということになる、らしい。
元来、ギターやマンドリンなどの撥弦楽器では、演奏された音が非常に早く減衰してしまうので、音を長く延ばす為に使われる奏法、とも言われているようです。

フラメンコギターでは、主にソロの場合に良く使われるようです。
伴奏では、唄い手さんや踊り手さんが要求してこない限り、使われることが少ないようです。
ということで、興味のある人だけ読んでみてください(^^)/。

ここからは譜面を見ながら読んでください。
tremolo-1.JPG
1.
 クラシックギターに見られる、通称4連符のトレモロです。
実際の演奏ではメロディーラインを受け持つ弦が@弦という場合が多いのですが、それでは練習効果が非常に少ない、ということでA弦で練習します。
また、指使いですが、できたら譜面に書かれている3通りで練習してください。効果絶大ですから‥‥。

pは“軽くしつこいアポヤンド”です。また、imaを使い終わるまでアポヤンドしたまま、つまり弾いた次の弦上に置いたままにしておきます。
これは、あくまでも練習のために厳守、と思ってください。練習効果が無くなってしまいますから‥‥。

2.
 これは、本来拍頭で使うpを最後に弾いた場合です。
別の言い方をすれば“まったりした装飾音符”のようにimaを使います。

さて、1.と2.とでimaの力の入り方・動き方に違いが出てしまうかどうか‥‥というのが練習ポイントになります。
1.でも2.でも同じようにimaが使えていればOK!です。
もし、どちらかが“違う感覚”に襲われるとしたら、いずれかの指の力の使い方・動かし方がマズイ、と判断してください。

3.
 1.と異なり、フラメンコで普通に使われる通称5連符のトレモロです。
ここでも2通りの指使いで練習することをお勧めします。バランス感覚を養える、かもしれません。

4.
 2.の5連符バージョンです。
繰り返しになりますが、pは“軽くしつこいアポヤンド”です。音が出たからと言って力を弱めたり抜いたり、弦から離れたりしないようにしてください。

ごく一般的な症状?として挙げられるのが、“mが引っかかる”、“mがiaよりも外側に行ってしまう”、そして最も多いのが“mばかりバタバタ大きく動いてしまう”というもののようです。
以前“mの矯正”ということを書きましたが、心当たりのある方は読んでみてください。
といっても、様々な原因が隠されていることが多いので、矯正法は様々、というのが現実のようです。
一人で練習している方は試行錯誤して、誰かに習っている方は先生にしつこく質問して解決しましょう。

5.
 これは実際に聞こえる響きを、なるべく忠実に書こうとした譜例の一つです。
弾き初めは仕方ないのですが、2拍目以降、トレモロの最後の“i”で弾いた音が、綺麗に次拍の頭まで響き続けているかどうか!?が、肝心なことなのです。
全部の音がブツブツと途切れてしまい、スタッカートみたいな音のトレモロを良く聞きます。
弾いている本人は“うん、各音の分離が決まっているな〜!!”と感じている場合が多いようです。或る意味、とても幸せな人なんでしょうが‥‥実は、“困ったちゃん”なのです。
自覚の無いところに成長は無い‥‥という格言をプレゼントするしかないのですが‥‥(*_*;

暇な時にでもチェックしてみてください。

posted by 羊飼い at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋
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