2018年07月02日

複合メカ-1

 フラメンコギターでも良く使われる複合メカ、これはいくつかのメカが混在している弾き方です。
例えば、アルペジオしながらスラーが入る、トレモロしながらコブシが入る、ピカードしながら低音を入れる‥等々、様々な複合メカがあります。

今回は、厳密には複合メカとは言いづらいのですが、アルペジオから単音、ピカードに移るときの注意点を示してみたいと思います。
とかくミスが多くなりがちなメカですが、これを疎かにしている、或いは全く気にしていない演奏をよく耳にします。弾いてるつもり、弾けてるつもりの演奏が多いように感じます。
特にソロ中心に練習している人は、ぜひとも気にして欲しいことの一つです。

ここからは譜面を見ながら読んでください。
なお、弾けているつもりの方は‥‥無視しましょう(^^ゞ。

fukugou_meca-1.JPG
1.
アルペジオの直後の2拍目の i はアポヤンドで弾きます。
mを使っても悪くは無いのですが、右手の安定性を考えた場合、i で弾く方が良いようです。

なお、音符のくくりに気を取られてしまい、アルペジオの最後のaと直後のiの間に微妙な間が生まれやすいので注意が必要になります。大げさに言えば、まるで5連符で弾いているような感じの繋がり方で弾けれはOKでしょう。

2.
1.の応用例のひとつです。
3拍子という感じ方だけでなく、6/8拍子のようにも感じて弾いてみてください。
どこかが違ってきませんか!? その違いが大きなヒントになります。

3.
昔、ソレアには必ずと言って良いほど出てきたパターンです。
アルペジオの音も、直後のimの音も、すべての音がくっきりと聞こえていなければ“弾くだけ無駄”になります。
上昇のアルペジオの最後のaの音が小さくなったり、またはスッポ抜けたり‥いい加減になりやすいので気を付けましょう。
性格が表現されるパターンでもあります。

(応用例)
ここで実際に弾かれる応用例のひとつを挙げてみます。

fukugou_meca-2.JPG
数十年前の某ギタリストの一節、です。
まずは軽快なアレグリアスのテンポで弾かれなくてはいけません。
もちろん初めはゆったりとしたテンポで練習しますが、慣れるに従ってどんどんテンポを上げていきましょう。
ただし、すべての音がハッキリ、そしてクッキリと浮き上がるように聞こえるようになるまで繰り返してください。
でないと、弾けていることにはなりませんから。“つもりの世界の住人”にならないように気を付けてください。

ちなみに、2小節目と最後の小節に出てくる“アルペジオの中での低音のスラー”、これが複合メカの第一弾、です。

posted by 羊飼い at 15:08| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋
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