2018年11月06日

複合メカ-5 アルサプーア編

 複合メカの第5回目、です。
細かなことを書き始めたら、キリがないのですが、今回はアルサプーアとスラーの合わせ技の初歩的なことについて書いてみました。
これらは実際の演奏で日常茶飯事的に使われるパターンのようです。
これが決まると、弾いている人も聴いている人も“オ〜レ〜!!”と声を出したくなると思います。

なお、いつものことですが、カッコ良くアルサプーアを弾けている人、または、弾けていると思っている人は‥‥パスしましょう(^^ゞ

ここからは譜面を開いて読んでください。

alzapua-4.JPG
1.
 ソレア・ポル・ブレリアスでの例です。
シメの時に良く弾かれるパターンですね。

ポイントとしては、1拍目の最後から2拍目の頭にスラーがありますが、直後の↑↓部分のpでミスってしまう人が多いようです。
スッポ抜ける人、力み過ぎて強く弾いてしまいpのメロディーとリズムの流れを壊してしまう人、そして突っかかって止まってしまう人‥‥いろいろな問題が潜んでいるようです。
サラッと弾ける人は、問題を抱えていないと考えて良いと思います。

どんな場合にも言えることですが、気にして欲しいところは、主役が何か!?ということになるでしょう。
メロディーか?、リズムか?、それとも勢いか?‥‥。まさにセンスから来るTPO、になるでしょうね。
フラメンコになる・ならない、という分岐点?になるようです。

ちなみに、12拍目の弾き方は、前後の関係やお好みで様々な弾き方があります。いろいろと試してみてください。

なお、譜中にある※は、俗に言う“叩くスラー”です。
弾弦した弦とは異なる弦を“叩くように”押さえるスラーです。これも良く使いますね。
様々な効果・表現が期待できるメカの一つです。

2.
ブレリアスの一節です。ちょっと“くどい”感じもありますが、練習のためと考えてください。
ここでも“叩くスラー”が使われています。

ここで試して欲しいことがあります。
例えば、1拍目の裏に低音部のスラーの最後と同じタイミングで↓pが書いてありますが、この↓pを弾いた時と弾かない時の奏者としての“気分?”と、聴こえ方の違い、を探りながら繰り返して弾いてみてください。
ぜひ両者を録音して聞き比べてみてください。テンポはゆっくりでも構いません。
両者の違いがわかるようになると、さらにフラメンコの理解が深まると思います。

この短いファルセータでのpの動くスピードや弾く強さの変化の違いが、即カッコ良さに直結していること、分かっていただければ幸いです。
pの単一的な動き、音量では、フラメンコにならないのです。といっても、そこまでフラメンコを感じ・理解できる人が居れば‥‥の話になってしまいますが‥‥!?

何かに気が付ければ、そして、閃きが訪れたら‥‥幸いです。

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posted by 羊飼い at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋
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