2017年06月11日

異業種格闘が終わった

初めてのピアノとの異業種格闘?が終わった。
正直、疲れました。後味の良い疲労感ですが‥‥!!
プログラムとしては、それぞれのソロが2曲づつ、そして休憩の後、いよいよピアノとの重奏に入った。
といっても、急遽“ソロを一曲増やして欲しい”ということでギターソロを一曲弾いてからの重奏になった。
Gitanos Andaluces、続いてCancion de Amor、そして私がぜひとも弾いてみたかったZyryabが続いた。

実はZyryab、以前から弾きたかったのだが、一緒に弾いてくれるギタリストがいなかった、というよりも巡り合えなかったので弾く機会がなかった。というのも、イントロ部分のアルペジオが‥弾ける人を知らなかったのです。地味に?難しいし速さも必要なので‥‥。“魂”だけでは音すら出せないですからね。
ということで、たぶん、一生弾けないんだろうな〜と思っていたのだが、運良く弾ける機会を得た、という次第です。

しかし、最初から予想していたことだが、楽器の違いによる絶対的な音量の差、そして和声学的な力量の差等々、実際に合わせてみた結果、改めてギターの非力さを実感した次第。
でも、それと引き換え?に、ギターには小回りの良さがある、そして何よりも音の立ち上がりの良さもある。
と言っても、当然ながら楽器と演奏家の能力次第、ということは言うまでもない。
これらの楽器の持つ持ち味と特徴などを考えながら、ピアノのリズムとメロディーにコード付け、そして弾き方とファルセータを選別したり新たに創ったり‥‥結構大変な作業だった。

特にZyryabでのアドリブ部分、決められているコード進行の中からいくつかのポイントとなる音を探り出し、様々に変化させての自主練は、楽しくもあり苦しくもあり、といったところだろう。
本番ではどんなフレーズが出てくるのか不安と楽しみが交錯していた。

終わってみて感じたこととしては、今回、更に新たな課題を見つけることができた。この機会を与えてくれたピアノの安藤さんには感謝しなければいけないだろう。
これも凡人の可笑しさ・哀しさゆえの宿命なのだが、死ぬまで修行なのだ、と実感させられたライヴでもあった。

いずれにしても、Zyryab、初めて弾く機会を得ることができたのだが、聴いても弾いても気持ちの良い曲です。
誰か一緒に弾いてくれるギタリスト、或いはギタリストの卵さんがいたらお知らせください。
ただし、ピカードとアルペジオは必須事項です!!
ギターだけて弾いてみたいという欲求が‥‥湧いてきた。

anoano2017-1.jpg

anoano2017-2.jpg

posted by 羊飼い at 12:54| Comment(2) | TrackBack(0) | タマ〜に書く日記

2017年05月11日

ピアノとのデュオ(再度のお知らせ)

 何度も書いてしまうが‥‥6月10日午後7時からのミニ・コンサートのことです。
チラシ(今はフライヤーとかいうらしい‥!?)ができたので、一応アップしてみました。

piano flamenco-5a.jpg piano flamenco-5b.jpg

会場はとても小さなスペースなので、マイクなどのPAは使わない、ということになった。
しかし、絶対的な音量差は‥どうしようもない。そこはギター弾きの意地と体力と工夫と狡さ?でカバーすることにしようと考えている(苦笑)。トシモトシだし‥‥。

当日予定されているプログラムは、各自のソロが2〜3曲づつ、そしてデュオ。
Gitanos Andalúces、Canción De Amor、Ziryab、そしてRío Ancho‥‥パコ・デ・ルシアの曲ばかりになってしまった。
これは私だけではなくピアノの安藤さんとの選曲会議?で、お互いが弾きたいと思う曲を照らし合わせた結果、です。

以前からCanción De Amor、Ziryabは弾きたかったのだが、第2ギターが弾ける人に出会う機会がなかったので、弾けなかったというのが実情。ソロでは弾けませんからね。
しかし、今回ギターではないが、ピアノと一緒に弾く機会を得ることができたことは、とても嬉しく思っている。
気持ち良く弾ければ、と思っている。‥‥なんて言うと“客のことは考えていないのか!?”と叱られるだろうな〜!?
これにペーストフルートなんかが加われば言うことないのだが、そんなアーティストたちに巡り合えるかどうかは不明。
それに、ギャラが沢山発生してしまう。スポンサーでも付かなければ、日本では無理だろう。
私の歳も歳なので、なるべく早く出会いたいものだ、と思うが、無理だろうな〜‥‥??

日本のフラメンコ界では、パコ・デ・ルシアはあまり理解されていないし好まれていないのが実情、残念な現実である。
日本では踊りが中心ということ、更に“フラメンコはジプシー‥云々‥”という“観光的なフラメンコ”が最も好まれているということもある。何かというとジプシー、ヘレス‥‥これしか無いように感じてしまうことも多い。
確かに、一理はあるし理解はできる。というのも私自身も昔はその中の一人だったし‥(^-^;

しかし、本場に行って様々なフラメンコに出会い、そして様々なアーティストたちとの出会いによって、自分が感じていた、そして想い描いていたフラメンコは、実は“フラメンコの一部、或いは外側”でしかなかった、ということに気付かされた。
このことが私にとって幸か不幸か‥‥正直言うと、不幸の方が若干大きいかもしれない‥‥(^-^;

話がそれてしまった‥<(_ _)>
いずれにしても、言っているほど弾けない自分に気が付いた時の恐怖感、ハンパではないんですよ!!
当日はどんなギターが弾けるか、自分自身に期待すると同時に大きな恐怖感もあることは事実のようです。
もし、当日聴きに来て、ライブが終わった後に“カネ返せ〜!!”と怒鳴られても困ります‥‥。

冗談はさておいて、興味のある方は、ぜひお越しください。
よろしくお願いします。

posted by 羊飼い at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | タマ〜に書く日記

2017年04月25日

忘我と無我‥

 昔から気になっていたことの一つ‥忘我と無我‥。

演奏するにあたって雑念があると集中できない。
更に“カッコ良く決めてやろう!”などと考えただけでズッコケル(ほとんど死語!?)‥。
そこで、いろいろなジャンルの演奏家たちに“どうやったら演奏に集中できるのか教えてください<(_ _)>”と尋ね続けていたのだが、要領を得なかった。

そんな日々の中、あるジャズのベーシスト(とても感じの良い演奏をする)から“う〜ん、そうね、まずは瞑想なんかから始めてみたら!?、またはクスリをやったら良いよ!!”と助言を受けた。
まさか‥クスリ?‥つまり薬物は‥避けた。

更にその後、ひょんなことで知り合った某宗教の高僧、なんと一橋大学卒のインテリなのだが“そうですか、本当の集中を知りたいんですね!? では、毎週最低2回は来てください、一緒に瞑想して邪念を捨て去る修行から始めましょう”とのことだった。以来、約1年間通い続けた。
ある日その高僧が“飯ヶ谷さん、そろそろ一人で瞑想できそうですので、何か気になることがあったときだけ来れば良いでしょう。”との嬉しいお言葉をいただいた。
あれからウン十年、残念ながら、まだ結論が出ていないというのが正直なところだ。

忘我と無我‥‥言葉の遊び?程度の違いしか実感できていない可能性が大、という状況なのだろう。
ごく稀に、普段とは違う緊張感、その後に来る集中感は何度か経験したことがある。
自分の音が遠くで鳴っている‥‥周りの音が遠くに聞こえる‥‥光の粒子が見える‥‥時間の感覚が薄れる‥‥などを感じたことがある。
興奮も無く、自分では淡々と弾いていた感じがしたが、常連の感想は“今日の飯ヶ谷さん、まるで別人だったよ!! すごく良かった、いつもこんな感じで弾いてくださいね!!”とお世辞にしても嬉しいお言葉を頂戴したことがある。
この時の感覚が無我の境地に近かったのかな‥‥!?

忘我‥‥これはアホやガキでも経験できるもので、ただただ夢中になって我を忘れること。
良く言えば、熱中, 必死, 没頭, 夢中、などの言葉と同様な気がする。
悪く言えば、ただ“その気”になってがむしゃらになること、でしかないだろう。

無我‥‥そもそもが仏教用語で、「我が無い」と「我ではない」(非我)の両方の解釈がなされるらしい。自分に捕らわれる心を超越した心、とも考えられている。
日常的に使われる“無我夢中”という言葉は、ある事にすっかり心を奪われて、我を忘れてしまい、他のことを考えられない状態、ということだが、忘我とどこが違うのだろう‥‥!?
無我の境地‥‥という言い方はあるが、忘我の境地という言い方は、あまりしないと思う。

何かを追求して行く中での「鮮明で集中した意識状態」を、とにかく経験したいという欲望、しかしこれも“我”の一つなのだが、“我”は自分で捨てるのではなく、いつのまにか無くなってるように感じる、とも言われている。修行が足りないのかも‥‥!?

経験者の言うには、無我の状態とはトランス状態とは異なるし、忘我の状態は“忘我混沌”の程度でしかないよ!!‥ということらしい。う〜ん‥‥脳が混沌としてくる‥‥。
無我の境地でギターを弾けたら、即、死んでも良いと思う今日この頃。
フラメンコで言う“ドゥエンデ”とやらは、無我の境地なのか、或は忘我の境地なのか‥‥経験してみたい。
さてさて、どうなることやら‥‥!?

徒然なるままに書いてみました。
とにかく‥‥まとまりがない<(_ _)>

posted by 羊飼い at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | タマ〜に書く日記