2017年09月20日

ZYRYAB‥‥

 パコ・デ・ルシアのZYRYAB(シルヤブ)、尻藪(しりやぶ)とギター馬鹿の知人は発音してしまいます。

その知人から教えられた動画を添付してみました。
ちなみに、“お薦め動画集”の方にも、先ほどアップしたのですが、とても面白い動画です。

弾いているのは、どうやら素人さんのようです。
何処のどなたかは‥‥わかりません(-_-;)
ちょっとしたリズムの乱れもあるようですが、これだけ弾ければ楽しいでしょうね。

特に、画面右上の人の弾き方、とても良い感じだと思います。
私たち外国人にとっては、とても参考になると思います。
穴の開くほど見てください!!

アドリブ部分も、ちょっとしたパクリもありますが、工夫の跡も見られるようです。

いずれにしても、日本には居ないタイプでしょうね!?
もし、このくらい弾ける人をご存知の方がいらっしゃいましたら、
ぜひ、お知らせください。

但し、指弾きです、ピック使用は不可!!
無性にZYRYAB、ギターだけで弾きたい衝動に駆られている今日この頃の私です(^^ゞ

あ〜、ZYRYAB〜!!



posted by 羊飼い at 16:37| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2017年09月14日

mの矯正

  mの矯正‥‥マゾの強制ではありませんので‥念のため‥(^-^;

 フラメンコギターに限らず、指で弾くギターで最も多く不具合?が感じられるのが右手中指のようです。
自覚症状が感じられれば改善の余地があるのですが、不具合に気が付いていない人も多いように感じます。
このような場合は修正が難しくなってしまうようです。結果、ごく簡単な曲しか弾けないということになってしまう‥‥哀しい現実ですね。

なお、これが♩=130〜♩=140以上で軽〜く安定した右手で指を動かして弾ける人は、今回の課題は無視してください(^^ゞ

ということで、今回は右手中指に限定した修正方法の一つを紹介したいと思います。
もちろん、不具合・クセにも個人差があるので、これだけですべての問題が解決するわけではありませんが、ごく標準的な不具合の場合には、かなり効果がある練習であることは間違いない、と思います。
実際にこれらの練習で見違えるように改善した人が多かったから‥‥。

ここからは譜面を見ながら読んでください。m_kyousei-1.JPG

1.
 m-i-aでのアルペジオです。
低音を2拍単位で弾くように指示していますが、親指は弾いた直後に力を抜かない、ということを厳守してください。
また、軽いアポヤンドで弾くのが良いのですが、どうしてもアポヤンドできないという方は、E弦とD弦だけでもアポヤンドで弾けるように努力してください。

心も身体も構えたりせずに、何気に丁寧に弾くことを心掛けましょう。
力んだり、または勢いで音を出そうとしてしまうと、全く効果が無くなるだけでなく、力む悪い癖が付いてしまいます。
つまり逆効果になってしまいますので、くれぐれもご注意ください。

2.
 -1-のバリエーションです。
各拍に低音が加わっています。ここでも親指は軽いアポヤンドで弾く方が効果があるようです。
やはりE弦とD弦、アポヤンドで弾けることを目指してください。

3.&4.
 アルペジオがi-a-mになっています。
低音の入り方は-1-や-2-と同じです。

ちなみに、弾き始めの親指との音はドンピシャのタイミングで音が出せるように指を動かしてください。
でないと効果が薄れてしまいます。時間差はご遠慮ください。
もし、ドンピシャで弾けない場合は、指の使い方が不自然な状態になっていると判断してください。

ということで、今回の課題全体に関して絶対に気を付けて欲しいことは‥‥

1.音を出すことが目的ではない。
 最初のmやiとpに力が入ってしまうと“頭乗り”の悪い癖が付いてしまいます。
また3連符の感じ方ですが、スペイン音楽の代表的な3拍子や3連符で見られる“2”のタイミングをテヌートで感じる、ということを意識するようにしてください。
つまり、ここの3連符では“イチニー、サン”と2を響かせる気分が必要になります。絶対に“イチニッ、サン”とならないようにしてください。ひょっとすると、コルドバの古いソレアの感じ方に似ているかもしれません。
このリズムの感じを意識しているうちに、自然と中指がある程度矯正されることがあるようです。

2.いかに楽に安定して指を動かせるかどうか?
これは、ひとつの音を出すたびに力が抜けたり手・前腕が無駄に動かないように気を付ける必要があります。でないと、アルペジオの意味が無くなり、ただの単音の羅列になってしまいます。
1音1音がバラバラになり、そのたびに手・前腕が無駄な動きをしてしまう‥‥結果的に滑らかに指が動いてくれなくなる‥‥という悪循環を生じさせてしまいます。

最終目的?としては、imaの力の入り方、力の伝わり方、そして指の自然な正しい動き方を再確認することです。
imaの各指の力の入り方、動き方が揃っているでしょうか!?
今回の課題が弾きづらい時、弾きやすい指と弾きづらい指との力の入り方、指の長さの感覚、そして力の伝わり方をじっくりと観察して、それらの違いを認識・自覚することから始めてください。

指を動かすための力・指の動きなどがが揃っていないと音がバラついたり、どこかの音がスッポ抜けたり、いずれかの指が突っかかったり‥してしまいます。結果的にまともな音は響いてくれなくなってしまいます。ゴマカシは効きませんからね!!。

しかし、慣れで“ある程度”は音が出るようになりますが、とても鑑賞に堪えうるアルペジオには、残念ながらならないようです。それでもOKと感じてしまう人は‥‥仕方ありませんね。

以上、ざっと説明しましたが、理解していただけたでしょうか‥!?
とても細かなことと感じる人が多いと思いますが、このくらいのことはぜひともできるようになって欲しいところです。というか、誰に出もできるはずです。
気持ち良くフラメンコギターを弾くためには、避けて通れない道でしょう。
健闘を祈ります‥‥

posted by 羊飼い at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2017年08月13日

ピカード(picado)の特訓−その3

 ピカード(picado)の特訓−その3、です。

picado(ピカード)という言葉の意味は“細かくかる、みじん切り”という意味があります。
つまり“細かく分割する”という考え方が大きく関係してきます。
とかく日本を初めとする外国人ギタリストは“鋭い、突き刺す‥”的な意味合いで解釈している人が多いのですが、これも“大いなる誤解”の一つなのです。
強くて鋭い音を出そうとして指をバタバタと弦に叩きつけるように弾いてしまいがちですが、これでは汚い音が出るだけです。すぐに改めましょう。

ということで、ビカードの正しい理解として、今回は“分割”という感じ方について考えてみたいと思います。
また、この考え方は他のメカにも共通する部分がありますので、しっかりと丁寧に理解・実感するようにして欲しいところです。

“そんなことはフラメンコの魂には関係ない!!”と感じる人も多いかと思いますが、もっと気持ち良く心の赴くままに指をコントロールしたい、もっと指を動くようにしたいと考えている方は、ぜひ取り組んでみてください。効果絶大!です。

ここからは譜面を見ながら読んでください。

picado-3.JPG

1.
 何のことのない全音符です。
ただし、音が出た瞬間に指の力を抜いたり緩めたりは絶対に禁物です!!
参考までに良い例と悪い例の動画をサービスとして付けてみました。参考にしてください。
     ※サイレントギターで弾いてます<(_ _)>

ビカードの特訓やアポヤンドの秘密のところでも説明していますが、音が出た瞬間に力も意識も無くなることが、指の動きを阻止していることを理解してください。
音を響かせる、音に魂を吹き込むということは、音を出す瞬間ではなく音を出すための“動き”そのもの、ということを理解・実感することが最重要なのです。でないと弾いてるつもり、弾けているつもりの“つもりの世界の住人”になってしまいます。素直に謙虚になりましょう!!

ということで、全音符の長さの間、音を出してからもアポヤンドの状態は崩しません。
何度もしつこくて恐縮ですが、このようなしっかりとしたアポヤンドをやろう、という強い意志で弾くことが“普通のアポヤンド”ということです。この精神?が集中力に繋がっていくようです。
単なる“乗り”では興奮はしても集中は難しいようです。

2.
 1.の全音音符を4つに“分割”したものです。
ということは、全音音符を弾いて音が響いている間に入っている手・手の平・手の甲などの力と意識が抜けたり弱くならない状態のまま、4つの4分音符を弾かなければいけません。
これが意外と難しいものがあります。勘違いしやすい部分かもしれません。

1拍づつ力が抜けたり入ったりしては、1拍子が4つある、という感じで響いてしまいます。
細かいことと思わないでくださいね、最も重要なことですから‥‥。
1拍を4つ弾いて4/4という感じ方ではなく、1つの全音音符を4つに分割している、という感じ方です。

これはフラメンコだけでなく、音楽としての絶対に不可欠な感じ方です。
これが理解・実感・実践が出来ていないと、音楽にもフラメンコにもなりません。ただの“ギターを使った雑音の羅列”になってしまいます。気を付けましょう。

3.
 これはさらに細かく8分割されたモノですね。
力の持続が、即、リズムや音の流れを作ると考えてください。
カンテでいえば、息継ぎみたいなことと考えましょう。一声出すたびに息継ぎしていてはカンテになりまらんね。

歩くことで考えれば、一足ごとに脚や腰の力が抜けたり弱まったりしては、まともに歩けないと思います。走る場合には、なおさらですね。
でも、ギター、特にフラメンコギターを弾いている人を見ると、指の一つの動きで音が出るたびに力と意識が抜けてしまったり弱くなってしまっているのを、頻繁に見ます。結果、“一音に魂を入れているつもりで”音がデカいだけで説得力も無いし、そもそも指が動かない‥‥哀しい現状のようです。

4.
 同様に3連符を使った例です。
余裕のある人は様々な“分割”で練習してみてください。
運が良ければ“何らかの閃き?”を得られ、突然指が速く動き出すと思います。

5.
 しかし、何事にも好みもありますので、指が速く動けば良いというものでもないのですが、現代のフラメンコギターの世界の標準?ということで、動画付きで紹介するのがこの6連符、です。
このくらいは誰にでも弾けるはずのレベルです。本場に行けば素人さんでもゴロゴロいますからね。
日本でもこのくらいはゴロゴロと居て欲しいところです。何しろ67歳の私でも軽くできていますので‥‥(聞きようによっては、感じ悪い表現ですね‥‥<(_ _)>)



あくまでも標準レベル、ということで目指してください。
とっくにできているよ!!という人がいたら、ご一報ください。
良かったら、一緒に気持ち良いことをしませんか!? 低給優遇?しますよ!!(^^ゞ
posted by 羊飼い at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋