2019年06月26日

面倒臭い右手について

 分かっているようで、実は何もわかっていないことが多い右手‥‥実に厄介で面倒臭いと感じている人が多いようです。
私自身、ギターを始めてからというもの、いつも頭の中では"もっと楽に動かす方法は無いのかな〜"という疑問というか欲望というのが‥‥ありました。
先生や先輩に尋ねても"う〜ん、時間が解決してくれるのを待つしかないかもネ!!"という、或る意味無責任な答えしか貰えませんでした。
しかし、私の頭の中には"いや、絶対にコツというか方法があるはずだ!!"という、根拠の無い確信のようなモノがありました。
以来、あ〜だこ〜だといろいろなことを考えて練習に取り入れたものです。
フラメンコに転向後も本場のギタリストを捕まえては質問を浴びせ続ける日々が続きました。

結論を言えば、やはりコツというものは‥‥ありました(^^ゞ
ただ、単純なものではありませんが、基本練習の過程であるポイントを意識することを覚え込ませ、次の基本練習では、そのポイントを思い出させる‥‥という作業を繰り返しています。でないと、出来ない(._.)
しかし、天才、或いは天才に近い人は、最初からできている場合がほとんどのようです。
確認のために彼らに質問してみると"そんなこと、当たり前だよ!!"という答えが、必ず返ってきます。

さて、その"コツ"を自覚するためのヒントをいくつか書いてみようと思います。じっくりと噛みしめるように読みながら、頭と指・手を使ってみてください。
もし、私と似ている国語力とそこそこ以上の感・勘を持ち合わせている人なら"コツ"を感じられる、かもしれません。
なお、興味のない方はパスしてください。

まず、指の動きについて考えてみましょう。
1)力のエネルギーが前腕の何処を伝わっているか!?、ということを感じ取る
2)手の中にある本当の指の付け根、関節から動いているかどうか!?、を感じ取る
3)ある指がリードして、フワ〜ッと広がっている状態・感じを維持しつつ指を動かす

これらが絶対必要条件になります。
分かるかな〜!? 分かんねーだろーな〜!? という、昭和のギャグが、ここでも生きますネ〜(^^ゞ

ここで最も重要な事は、"前腕の何処を伝わっているか!?"という感覚、です。
その前に少しだけ医学的なことを偉そうに知ったかぶり風に”?説明してみましょう。
医学的というか解剖学的には下記のような筋肉などが存在しているようです。
zenwan.jpg
といっても、ここで解剖学的な説明をすることは面倒臭いので、感覚的な説明にしておきます。
前腕の筋肉というか、筋というか‥‥これらは直線、或いは平面になっていないことが様々な問題を生みだしているようです。

ためしに、手の平を上に向けて指を何気にゆっくりと動かしてみてください。
この時の"前腕から指先までの伝わり方"を覚えておいてください。
次に、ギターを構えた時のように手首を少しだけ曲げて、手の平を自分のお腹に向けて指を動かしてみてください。
この時、手の平を上に向けて指を動かした時と、手の平を自分に向けて指を動かした時とで力の伝わり方が同じでしょうか!? 何度か試して確認してみてください。
もし、ほとんど同じように"前腕から指先まで"力が伝わっていれば、今後も何も気にすることなく心の赴くままにギターを弾いてください。
もし、不幸にも力の伝わり方が異なる場合は、残念ながら、かなりの工夫と苦労を積み重ねなければならないと思います。

ギターを構えた時点で、力の伝わり方が不自然になっていることに気が付かない人がとても多いようです。私も‥‥そうでした。凡人の哀しさですね(^-^;
"コツ"を身に付ける最大のヒントは、一言で言えば、"指・手・腕などの自然な構造・動き方に従って指を動かす"だけで良いのです。ただ、自然な動きというものを知らない、感じられない、ということが諸悪の根源?なのです。
それに、誤解している人の多いこと‥‥(^-^;

この"コツ"を掴めれば、次に考えたいことは音量に影響のある筋肉について知っておく、ということになるでしょう。
握力を生み出している前腕前面にある筋肉の一つ、その名も浅指屈筋と呼ばれる、指を動かしている筋肉のことです。
前腕前面には他にも橈側手根屈筋や尺側手根屈筋、そして長掌筋などが存在していますが、この浅指屈筋は、それらの筋肉の奥に位置している筋肉です。
親指以外の4つの指を曲げる働きを深指屈筋と共に主な役割としながら、手首の屈曲(手首を手のひら側へ曲げる動作)する働きも持っている筋肉です。
いずれにしても、基本的にはこの二つの筋肉の強さによって握力の強弱が決定するということです。

更にもっと細かく言えば、"腱"についての考察も必要になってきます。指の分離についてのことになります。
昔から、指同士が独立して動かしづらい原因は、指の腱同士がつながっているため、と考えられてきました("腱間結合")。
ちなみに、腱とは、筋肉と骨をつないでいる部分で、筋肉が収縮すると腱も引っ張られます。
指同士が独立して動かしづらいのは、このことが原因と考えられています。

どうでしょえうか‥‥!?
面倒臭く感じてしまうと思いますが、丁寧に考えて感じて練習していけば、最短で2〜3か月程度で"コツ"が掴めるようです。
ただ、その感覚を維持するための地道な基礎練習が‥‥最も面倒臭いかもしれません‥‥凡人の宿命でしょうね(^-^;
でも、短期間に見違えるように、気持ち良く指が動き出します('◇')ゞ
ヒマな人、そして、どうしても指を気持ち良く動かしたい欲望を持っている方、お試しください。効果絶大です。

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幸運を祈ります

posted by 羊飼い at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2019年06月24日

ブレリアスのパルマの練習

 この動画は以前にFacebookで入手したモノです。
ブレリアスのリズム、そしてパルマの練習に良いと思い、今更?紹介します(^^ゞ
時々ポリリズムが入っているので、とても練習というか耳慣らし?にも良いと思います。
できれば、基本的なリズムだけでも一緒に叩けると素晴らしいと思います。
ぜひ、チャレンジしてみてください。

興味のある方は、写真下部のアドレスをクリックしてください。

compas.jpg

posted by 羊飼い at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2019年06月09日

左手の絶対基本

 ちょっと大げさに感じてしまうかもしれないタイトルを付けてしまいました。
しかし、私のところにレッスンに来る人たちの多くが、絶対知っておかなければいけない、というか、知らないと大損してしまうギターの基本を知らないで練習しているように感じています。特に、1レッスンを受講する人たち‥‥。
ということで、フラメンコを弾く以前の、ギターを弾くための左手の絶対基本の一つを書いてみようと思う次第です。

前々から、ギターは左手で弾くもの、と書いていますが、歌で言えば舌やあごの使い方、と似ているかもしれません。ただただ地声で歌えばフラメンコになる、なんていう無次元の感じ方・考え方で歌っていては、他のジャンルの人たちからは馬鹿にされるだけ‥‥というのと同様でしょう。
でも、どうしても、そんなフラメンコを弾きたい方は‥‥今回もパスしてください(^^ゞ。

例として、ギターで最も基本的な押さえ方の一つであるF7(ファの属七)のコードで考えることにします。
(ちなみに、ギターでは同じ押さえ方でコード名がいくつかありますが、ここでは上記のように呼ぶことにします。)
ここでポイントになることがいくつかありますが、左手で最も重要なポイントのひとつである"アーチの作り方"について考えてみましょう。
聞いたことがない方は信頼できる仲間、先生などに訊いてください。
ちゃんと左手が使える人は必ず知っているはずです。知らないで弾いている人は‥‥言語道断です!!。
例えば、もし、足のアーチが無い、又は極端に小さい場合には、正しい歩行ができないだけでなく、いろいろな弊害が生じるようです。
それと同様に、両手共に言えることなのですが、特に左手のアーチがうまく作れないと、様々な弊害が生まれます。

1)セーハがキッチリと押さえられない。または、セーハの時に全弦が綺麗に響かない。
2)手の広がりが足りない。結果、弾けるファルセータが少ない。
3)左手の各指の独立性が乏しい。結果、出来ないスラーが多いし、速い動きが苦手。
4)フレットを押さえ続けられない、すぐに力が抜けるように弱くなる。結果、充分に音を響かせ続けられない。

‥‥等々、練習量ではカバーできない不都合なことが起きてしまうようです。
ということで、下の写真を見てください。
jidarite-1.jpg

細かく言えば肩甲骨辺りから考えなければいけないのですが、ここでは簡略化して考えましょう。
この写真の中にいくつのアーチがあるか、判るでしょうか‥‥??
答えは6個、です。よ〜くみて真似してみてください。簡単に少ない力で押さえられるようになります。
正しくアーチを作ることができれば、弾くことによる疲労度も少ないし、故障の原因を減らすことができます。
また、アーチは"交差する"ということを知っておかないと、手を"窄まらせる力"が発生してしまいます。くれぐれもご注意ください。
jidarite-2.jpg
角度を変えて撮影してみました。
アーチの存在が、よりハッキリと判る、と思います。大サービス、です(^^ゞ

jidarite_mal-2.jpg
これは悪い例です。
指の付け根が平面になってしまっています。陥りやすいワナ、ですね。
続いて、別の悪い例です。
jidarite-mal.jpg
手首の曲がりが異常ですね〜!!
手を"窄まらせる力"が発生していて、指のコントロールを阻害する押さえ方の典型的な例です。最も大損するタイプ、です。

他にも、何かしらの指が"逆ソリ"のようになってしまったり、伸び過ぎのような状態になってしまったり‥‥と、人によって様々な"無知から来る大損"的な左手の使い方をしている人が少なくないようです。
心当たりのある方は、即、改めるようにした方が得策かと思います。

mano-2.jpg
幸運を祈ります

posted by 羊飼い at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋