2018年01月09日

ギターは左手で弾くもの−2

 新年最初の書き込みです。 左手についての第2回目です。

ギターは左手で弾くもの‥‥と言われていることに気が付くために、今回は課題を書いてみました。
なお、これは“気付きの為のチェック方法の一つ”ですので、これを何回も続けて練習してみても効果は少ないと思います。
あくまでも自分の感性と指が連動しているかどうか?‥‥をチェックするための、或る意味でのテストと思ってください。

左手も単音だけだったら、とても楽に弾けるのですが、低音が付くと途端に難しくなってくるようです。
また、“いつ押さえるか、いつ離すのか‥‥!?”ということは、譜面には書かれていません。このあたりのことが左手に関しての最も難しいことの一つになっているようです。
音が出れば良い‥‥という感じ方ではダメなんですね〜!!
“弾きたいという欲望・気分”と指との連動の中で、音がいつまで響いていた方が良いのか?、という問題意識がなければ、弾けていることにはならない、と言われ続けた過去を持つ私としては、やはりこのことを伝えたいと常々思っています。
もちろん、適当な感じで音が出れば良い、と思う人は‥‥読んでも意味がありませんので、パスしてください(^-^)!
でも、伝統派・革新派に関わらず、ギターを弾くうえでは最重要なことのひとつなのですが‥‥!?
しかし、最終的には人それぞれということになってしまうのが哀しい現状のようです。

興味のある方は、譜面を見ながら読んでください。

jidarite-2.JPG
1.
 スラーが2種類、つまり押さえるスラーと引っ掛けるスラーがあります。
いずれの場合もハッキリと音が響いていなければダメですよ!!。
また、スラーに気を取られてしまい、低音の音が弱くなったり消えてしまう、つまり左手の押さえが弱くなってしまったり離れてしまってもダメなんです!!。
低音の4分音符がキッチリと鳴っていなければ弾けていることになりませんので注意してください。

2.
1.を3拍子で弾いてみたものです。
スラーが長くなり、同時に低音の響く時間?も長くなります。
じっくりと低音の響きを味わいながらメロディーとしての高音部を“漂わせて”ください。
ギタリストによっては“低音の響きの中で、メロディーが躍動したり遊んだりするんだよ!!”という指示を出すようです。

3.
ソレアで良く弾かれるフレーズの一部を取り上げてみました。
低音部の音符を充分響かせ続けながらメロディーを弾くようにします。
また、ポジション移動の時に音が短くなりやすいので、素早い移動を心掛けるようにしてください。

4.
3.と同じフレーズですが、低音を替えてみました。
やはり低音が響き続ける中でメロディーが綺麗に唄うかどうか‥‥です。

これらが綺麗に音を響かせられれば、とりあえずはOKでしょう。
低音を押さえ続けながら他の指を動かす‥‥別の言い方をすれば、“指の分離”ということが必要なパターンですね。
ヒントとしては、“柔らかく大きく動かす”ということになると思います。

個人差によって効果的な練習方法が異なるのですが、ちょっとしたことに気を配ることによって解決することがあるようです。
感の良い人は、比較的短時間で“気付き、閃き”が得られて、楽に弾けるようになるようです。

幸運を祈ります!!

posted by 羊飼い at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2017年12月20日

指先ブルブル‥‥

 こんにちは、飯ヶ谷です。

いつもギターを抱えて練習するのも疲れますね〜!!
ということで、ギターが無くても指の練習ができること、のひとつをご紹介します。

やり方はとても簡単です。
右手の手首から第二関節までを“固定させる”ように少しだけ力を入れ、第一関節だけを脱力させます。
この状態をキープしながら、左手の人差し指で右手の中指の先を“ブルブル”させるだけです。
できたら、右手の人差指・中指・薬指の3本とも行うことをお忘れなく!!

目的は‥‥第一関節の柔軟性のコントロール‥‥です。

ここが意識的に柔らかくしたり固くしたり‥‥コントロールされないと“心の要求する音”が出せないのです。
いつも指の付け根からだけの動きでは“金太郎飴?”のように、いつも均一な音ばかりしか出せません。
コントロールできるのは、せいぜい音量差だけ、ということになってしまいます。

強弱の変化だけでは“複雑な心の表現”は程遠いモノになってしまいます。
といっても、聴く側に“それたけの耳と感性”がなければ、何の意味もなくなってしまいますが‥‥哀しい現状?‥‥(^^;)

ちなみに、第一関節のコントロールができるようになると、音量・音質の変化だけでなく、スピードもコントロールできるようになる、はずです('◇')ゞ
ただし、“感”の良くない人の場合には、かなり時間が必要になると思います。1年くらい‥‥。
“感”の良い人は‥‥数分で出来るようになるようです。
でも、天才たちは‥‥最初からできているようです(クソ〜ッ!!)

この“ブルブル”が実際の演奏の中で自在にコントロールできるようになると、右手のほとんどの技術的なことに“解決の光”が見えてくる、かもしれません‥‥。
ヒマな人はチャレンジしてみてください。

ちなみに、この練習は、大昔に本場のプロたちから教えられたものです。
実際に試してみたら、いろいろなことに応用が効くようになりました。感謝!!
他にも、左手のための練習や拡張のための練習、そしてラスゲアードの練習などがありますが、気が向いたら?ご紹介します。

幸運を祈ります!!

posted by 羊飼い at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2017年12月18日

魂がこもる親指-その1

フラメンコギターの世界では“pは魂がこもる指”と言われているようです。
エネルギーのこもる i と並んで、とても重要な指といえるでしょう。
※あくまでも“こもる”です。“こめる”ではありません。念のため‥‥!!

pを使う時、ついつい前腕ごと動かしがちですが、これでは“今風”のフラメンコには不利、というか損をしてしまうことになるようです。
気になる方は気を付けて練習してみてください。

以下、譜面を見ながら読んでください。
p-1.jpg
-1- 
 もっとも単純にD弦とE弦を弾くように指示されています。
ただ、音を出すだけだったら、今更こんな単純なことを練習する必要はありませんよね!!
ここで少しだけ気にして考えて欲しいことがあります。
それは“自分のpは、どこに力を入れて、どこが動いて弾いているのだろう‥?”ということです。
また、繰り返しになりますが、pを動かす時に前腕の動きを最小限にする、ということが不可欠なのです。
pを使っているつもりが前腕を動かすことで弾いてしまう‥‥これではアルペジオやトレモロの時に弾きづらくなってしまうだけでなく、pを連続して使う時に非常に不利になってしまいます。

2- 
 これは1拍で2つの音を出す例です。
ゆっくりとしたテンポなら問題は無いのですが、ちょっと速いテンポや細かなリズムの場合、また応用としてのアルサプアの時に、とてもテンポに追いつけなくなってしまいがちです。カッコ良いpが‥残念ながら、できない状態になってしまいます。

ちょっと面白い練習方法として、拍の頭では↑p、そして拍の裏で↓p‥‥というモノがあります。
pの爪をピックアップのように使う弾き方です。
pと前腕が“悪い連動?”をしてしまう場合に効果的な練習方法です。
慣れてきたら、♩=250位で軽く弾けるようになることを目指してください。
ブレリアスでの3連符のアルサプアを難なく弾けるようになる、はずです('◇')ゞ

-3- 
 -3-は-1-の応用例のひとつです。
 “複数弦のアポヤンド”の練習になります。

 実際の曲では、時には3本の弦を弾く時も出てきます。
 多くの場合“、弾き始めの弦よりも弾き終わりの弦の音”が主役のように響いている必要があります。
1小節目ではD弦よりもC弦、2小節目ではE弦よりもD弦が主役になります。
ピタッとアポヤンドを決めるつもりで弾いてみてください。 

応用例としては、複数弦のアルアイレがあります。
実際の演奏では、これらが混在している場合がほとんどです。
というのも、“技術は心の表現”だからです。心の赴くままに単音のアルアイレとアポヤンド、そして複数弦のアルアイレとアポヤンドが、結果的に使われるということになります。

-4- 
 pの応用例の一つとしてアルサプアを使った大昔の?1コンパスを紹介しておきます。
リズム形式としてはアレグリアス、です。
p-i-pの3連符、昔風のアルサプーアですね、そして今では普通のアルサプーアが混在しています。

 注意点としては、p-i-pの時に、いちいち手が動いてしまう、ということを最小限にするということです。
そのためには、pを弾いた後の↓iを弾く時に、直前に動かしたpが弦から離れないように“我慢”する、ということです。
pのアポヤンドは↓iを弾き終わるまでは弦上に、つまりアポヤンドしたままの状態をキープしておくことがポイントになります。
弾きやすくするために、音が出たらすぐに弦から指を離す、という状態になりやすいものです。
でも、ここは我慢、です。慣れればpのスピードが速まるだけでなく、手のバタつきが最小限になってきます。
なお、バタつきを防ぐために、今回はゴルペを省略しています。

低音のメロディーが綺麗に響くことを目指してください。
特にD弦でのメロディーが綺麗に響かせることが必要になります。

posted by 羊飼い at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋