2018年01月21日

ギターは左手で弾くもの−3 スラーについて

 今回もしつこく左手についてこだわってみましょう。

“スラーが2種類、つまり押さえるスラーと引っ掛けるスラーがあります”と前回書いたのですが、実は、もう一つのスラーがあります。後ほど‥‥。
まずは譜面を見ながら読んでください。(譜面上でクリックすると別画面に拡大表示されます)


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1.
例えばある日、こんな簡単なブレリアのフレーズを思いついた、としましょう。
大げさにカッコ付けて言えば“音が降って来た、神が降りて教えてくれた‥‥”なんて言うんでしょうね‥‥('◇')

冗談はさておき、このまま弾いても良いのですが、あまりにも単純すぎて面白くない。
といっても、最終的には好みの問題ですので、このままでも間違いではありません、念のため‥‥。

2.
そこで、1.のそれぞれの音を“揺らしの技法”を使って、スラーで飾りつけしてみた。
少しはマシになり、音の繋がり感やメロディーラインのイントネーションが感じられるようになってきた、と思う。
これはこれで良いのだが、別の方法も試してみることにしよう。

3.
8〜10拍目にかけてのスラーを変えてみた。
ちょっと裏打ちっぽいシンコペーション的なリズム感が出てきたようですね。
また、9-10拍にかけてのキメ感も、多少カッコ良く感じられる、かもしれない。

ちなみに、9-10拍目のアクセント記号に注目してください。
スラーの弾き初めの音ではなく、スラーのお尻の音?にアクセント記号が付いています。
このようなスラーはフラメンコでは頻繁に出てきますね。
左手の力の使い方と動かし方に気を配らないと、“やってるつもり、弾けてるつもり”の世界の住人になってしまいますので気を付けましょう。
いずれにしても、粋な感じが出せる技の一つ、でもあるようです。

4.
6拍目に強烈なアクセントを利かせよう、と思った時の例です。
また、この時のリズムのくくりは“1-2-3-4-5,1-2-3-4-5,1-2”という具合になります。
というか、このリズムのくくり方が癖になっている?ギタリストは、ついついこんな弾き方をしてしまうんでしょうね!?。

また、6拍目の裏〜7拍目の表にかけてのスラー、冒頭に言った“もう一つのスラー”です。
この場合だと、C弦を弾いた直後にD弦を強くたたくように押さえる、という表現になるんでしょうね。
普通のスラーの時よりも力と動きが必要になります。
といっても、感の良い人は“指の動きの速さ”をコントロールすることによって音をハッキリと出す、ということができるようです。センス、ですかね‥‥!?
我々凡人は、なかなか直ぐには気が付かないようです。

いかがでしょうか‥‥!?
スラーの練習のついでに、ちょっとばかりアレンジの基本の元?みたいなことも書いてみました。
暇を持て余している方は、ちょっとじっくりと考えながら繰り返してみてください。

閃きが訪れることを祈ります‥‥。


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posted by 羊飼い at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2018年01月09日

ギターは左手で弾くもの−2

 新年最初の書き込みです。 左手についての第2回目です。

ギターは左手で弾くもの‥‥と言われていることに気が付くために、今回は課題を書いてみました。
なお、これは“気付きの為のチェック方法の一つ”ですので、これを何回も続けて練習してみても効果は少ないと思います。
あくまでも自分の感性と指が連動しているかどうか?‥‥をチェックするための、或る意味でのテストと思ってください。

左手も単音だけだったら、とても楽に弾けるのですが、低音が付くと途端に難しくなってくるようです。
また、“いつ押さえるか、いつ離すのか‥‥!?”ということは、譜面には書かれていません。このあたりのことが左手に関しての最も難しいことの一つになっているようです。
音が出れば良い‥‥という感じ方ではダメなんですね〜!!
“弾きたいという欲望・気分”と指との連動の中で、音がいつまで響いていた方が良いのか?、という問題意識がなければ、弾けていることにはならない、と言われ続けた過去を持つ私としては、やはりこのことを伝えたいと常々思っています。
もちろん、適当な感じで音が出れば良い、と思う人は‥‥読んでも意味がありませんので、パスしてください(^-^)!
でも、伝統派・革新派に関わらず、ギターを弾くうえでは最重要なことのひとつなのですが‥‥!?
しかし、最終的には人それぞれということになってしまうのが哀しい現状のようです。

興味のある方は、譜面を見ながら読んでください。

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1.
 スラーが2種類、つまり押さえるスラーと引っ掛けるスラーがあります。
いずれの場合もハッキリと音が響いていなければダメですよ!!。
また、スラーに気を取られてしまい、低音の音が弱くなったり消えてしまう、つまり左手の押さえが弱くなってしまったり離れてしまってもダメなんです!!。
低音の4分音符がキッチリと鳴っていなければ弾けていることになりませんので注意してください。

2.
1.を3拍子で弾いてみたものです。
スラーが長くなり、同時に低音の響く時間?も長くなります。
じっくりと低音の響きを味わいながらメロディーとしての高音部を“漂わせて”ください。
ギタリストによっては“低音の響きの中で、メロディーが躍動したり遊んだりするんだよ!!”という指示を出すようです。

3.
ソレアで良く弾かれるフレーズの一部を取り上げてみました。
低音部の音符を充分響かせ続けながらメロディーを弾くようにします。
また、ポジション移動の時に音が短くなりやすいので、素早い移動を心掛けるようにしてください。

4.
3.と同じフレーズですが、低音を替えてみました。
やはり低音が響き続ける中でメロディーが綺麗に唄うかどうか‥‥です。

これらが綺麗に音を響かせられれば、とりあえずはOKでしょう。
低音を押さえ続けながら他の指を動かす‥‥別の言い方をすれば、“指の分離”ということが必要なパターンですね。
ヒントとしては、“柔らかく大きく動かす”ということになると思います。

個人差によって効果的な練習方法が異なるのですが、ちょっとしたことに気を配ることによって解決することがあるようです。
感の良い人は、比較的短時間で“気付き、閃き”が得られて、楽に弾けるようになるようです。

幸運を祈ります!!

posted by 羊飼い at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2017年12月20日

指先ブルブル‥‥

 こんにちは、飯ヶ谷です。

いつもギターを抱えて練習するのも疲れますね〜!!
ということで、ギターが無くても指の練習ができること、のひとつをご紹介します。

やり方はとても簡単です。
右手の手首から第二関節までを“固定させる”ように少しだけ力を入れ、第一関節だけを脱力させます。
この状態をキープしながら、左手の人差し指で右手の中指の先を“ブルブル”させるだけです。
できたら、右手の人差指・中指・薬指の3本とも行うことをお忘れなく!!

目的は‥‥第一関節の柔軟性のコントロール‥‥です。

ここが意識的に柔らかくしたり固くしたり‥‥コントロールされないと“心の要求する音”が出せないのです。
いつも指の付け根からだけの動きでは“金太郎飴?”のように、いつも均一な音ばかりしか出せません。
コントロールできるのは、せいぜい音量差だけ、ということになってしまいます。

強弱の変化だけでは“複雑な心の表現”は程遠いモノになってしまいます。
といっても、聴く側に“それたけの耳と感性”がなければ、何の意味もなくなってしまいますが‥‥哀しい現状?‥‥(^^;)

ちなみに、第一関節のコントロールができるようになると、音量・音質の変化だけでなく、スピードもコントロールできるようになる、はずです('◇')ゞ
ただし、“感”の良くない人の場合には、かなり時間が必要になると思います。1年くらい‥‥。
“感”の良い人は‥‥数分で出来るようになるようです。
でも、天才たちは‥‥最初からできているようです(クソ〜ッ!!)

この“ブルブル”が実際の演奏の中で自在にコントロールできるようになると、右手のほとんどの技術的なことに“解決の光”が見えてくる、かもしれません‥‥。
ヒマな人はチャレンジしてみてください。

ちなみに、この練習は、大昔に本場のプロたちから教えられたものです。
実際に試してみたら、いろいろなことに応用が効くようになりました。感謝!!
他にも、左手のための練習や拡張のための練習、そしてラスゲアードの練習などがありますが、気が向いたら?ご紹介します。

幸運を祈ります!!

posted by 羊飼い at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋