2016年12月30日

アルペジオとリズム-2

alpegio&ritmo-2.JPG
 今回は、アルペジオの絶対基本の一つについて考えてみましょう。
譜例を見ながら読んでください。

1.はとてもシンプルな下降のアルペジオです。この時、pはE弦上に置いておいてください。
さて、何気に弾いた時に、右手の動き方はどうなっているでしょうか!?

1.薬指を動かすときに手が低音側に動く。
2.人差し指を動かすときに手が低音側に動く。
3.全く動かない

まさか、中指を動かすときに手が低音側に動く人は居ないでしょうね!?そんな貴方は“変態”です(笑)
正解は3.ですね。でも、大半の人は1.か2.だと思います。
何も“意識的な狙い”が無い場合には、3.の方が基本的と考えるのが正解だと思います
。薬指が動こうとする時に中指の方に動いたり、手全体が低音側に動いてしまっては、とても不利になります。つまり損をしていることになります。

そんな人は、アルペジオを弾く直前に、すべての指を予め弦に触れておいてから指を動かす、弾く、という動作をするように修正した方が得策でしょう。

2.は、とかく動きの鈍い・遅い中指に“自立した意識・感覚”を目覚めさせる練習の一つです。
この時、先ほど述べた“変態”にならないようにしましょう。
とかく“頭乗り”の私たち日本人、動かし初めの指と手の動きが、悪い意味でシンクロしてしまいがちです。
それを是正するために、やはり“すべての指を予め弦に触れておいてから指を動かす、弾くという動作をする”ということを意識して繰り返してください。
これを何度か練習してから1.を弾いてみると、一時的ではありますが、とてもスムースに弾けるようになっているはずです。

3.は、意外とコントロールしづらい人差し指の練習です。他の指と同様に、指だけで弾く、ということをお忘れなく!!
ここでも“頭乗り”にならないような気遣いが必要でしょう。
最後の中指、力まずにハッキリと動いているかということにも気を配りましょう。

4.は親指が入ります。
p-i-m-aの、どの指も自分の意識下でコントロールできているか、ということを気にしながら弾いてください。
どの指にアクセントをつけるか‥‥ということで、様々なリズムが表現できるようになります。
ただただダラ〜ッと音が出せているから弾けている、という低次元な自己満足は捨てましょう。でないと、表現の幅が亡くなってしまいます。ただの“悪い意味での音出し職人”になってしまいます。

“細け〜!!”と思わないでくださいね。また、難しいとも思う必要はありません。
ちょっと気を付ければ、誰にでもできることですから‥‥ただ、ちょっとばかり面倒なだけです。

ほんの一部をご紹介しましたが、アルペジオは分散和音、という意味合いだけでなく、コントロールすることによって様々なリズムも表現できる素晴らしいメカです。
ぜひ、自分の練習の時に、ちょっとだけでもこんなことを意識しながら弾くことを加えていただけたら幸いです。
posted by 羊飼い at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

頭でっかちな、つもりの世界の住人

 ちょっと言いづらいことなのですが、敢えて書いてみます。
インターネットの普及と、手軽にスペインへ行ける環境があるせいか、フラメンコに関する情報が手に入りやすくなっています。(ガセネタに踊らされる危険も多いので注意!!)
また、本場からアーティストたちも数多く日本に稼ぎに来て、その人たちにレッスンを受ける人も増えつつあるようです。
しかし、踊れる・唄える、そして弾けるようになった人がどれだけいるでしょうか‥‥!?
もちろん、中には“閃き・実感”を得られて、見違えるように素晴らしいフラメンコを理解、そして実践できるようになった人もいます。
でも、“その気”になってしまっただけで、むしろ雑に、ただ大胆になっただけの人が、とても多いことに気が付いてしまう時も多いのが実情のようです。

確かに、フラメンコに関する情報は入手しやすくなりましたが、それを“単なる知識”だけに終わらせてしまっては、もったいないですね!!
知識から実感、そして実践までの過程で何が必要か‥‥!?
当たり前のことですが、“中身の伴なった練習”と“冷静な感覚”でしょう。
“その気”になっただけの、無駄な練習をたくさんしても、“頭でっかちの、つもりの世界の住人になってしまいます。
でも、人の好みは様々ですから、目指す方向は自由です。当たり前ですね。
しかし、“絶対的基本”は伝統的な部分が多く、今のところは、まだ不変のようです。
そのあたりのことを知識としてではなく、自分のフラメンコの底辺に持っていられるような練習を心掛けて欲しいところです。老爺心?から一言‥‥です。
たとえプロにならなくても(ならない方が賢明!!)、素晴らしいフラメンコを目指し、実践しようとしている人が増えつつあることも事実です。嬉しいことです!!

もし、まだ10〜20代でしたら、短期間に実践できるエネルギーがあると思います。一気に身に付けられるチャンスがあります。
できたら、数年間ぐらいは、一日5〜6時間以上の“中身の伴なった練習”ができれば最高です。
といっても、様々な事情で“そんなに練習時間は作れない”という人もいるでしょう。
そんなひとは、生活の優先順位を考えて、少しでも効率の良い練習ができるようにできれば良いと思います。“鉄は熱いうちに打て”ですから‥‥。
多趣味の方は、2〜3年くらいでも、フラメンコにポイントを置いた生活をしていただきたいところです。
それが、比較的、早道のように思われます。

なるべく早く“ある程度のレベル”になっていれば、落ち着いてフラメンコに向き合うことができるようになると思います。
どんなものでしょうか‥‥!?
posted by 羊飼い at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2016年11月29日

お願いとお断り

 こんにちは、飯ヶ谷です。
お願いとお断りをさせてください。
というのも、時々、昼となく夜となく“誰々の何々の譜面を欲しいのですが‥コピーを送ってください‥”のような電話やメールをいただくことがあります。
ハッキリ言って‥無理なのです。
苦労して耳コピしたモノを簡単に差し上げることはできないのです。
それに、著作権のこともありますから‥‥。
自分で耳コピして練習していただくしかないのです。
どうかご理解・ご了承のほど、お願いします。

巷では様々なコピー譜が出回っていますので、
自分のお金を出して購入するなりしてください。
別に“ケチ”ということではないのです(そう感じてしまう人が多いようです)が、
他人の労苦というものも考慮していただけたら‥と思います。

以上、お願いとお断り‥でした<(_ _)>

posted by 羊飼い at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋