2017年12月20日

指先ブルブル‥‥

 こんにちは、飯ヶ谷です。

いつもギターを抱えて練習するのも疲れますね〜!!
ということで、ギターが無くても指の練習ができること、のひとつをご紹介します。

やり方はとても簡単です。
右手の手首から第二関節までを“固定させる”ように少しだけ力を入れ、第一関節だけを脱力させます。
この状態をキープしながら、左手の人差し指で右手の中指の先を“ブルブル”させるだけです。
できたら、右手の人差指・中指・薬指の3本とも行うことをお忘れなく!!

目的は‥‥第一関節の柔軟性のコントロール‥‥です。

ここが意識的に柔らかくしたり固くしたり‥‥コントロールされないと“心の要求する音”が出せないのです。
いつも指の付け根からだけの動きでは“金太郎飴?”のように、いつも均一な音ばかりしか出せません。
コントロールできるのは、せいぜい音量差だけ、ということになってしまいます。

強弱の変化だけでは“複雑な心の表現”は程遠いモノになってしまいます。
といっても、聴く側に“それたけの耳と感性”がなければ、何の意味もなくなってしまいますが‥‥哀しい現状?‥‥(^^;)

ちなみに、第一関節のコントロールができるようになると、音量・音質の変化だけでなく、スピードもコントロールできるようになる、はずです('◇')ゞ
ただし、“感”の良くない人の場合には、かなり時間が必要になると思います。1年くらい‥‥。
“感”の良い人は‥‥数分で出来るようになるようです。
でも、天才たちは‥‥最初からできているようです(クソ〜ッ!!)

この“ブルブル”が実際の演奏の中で自在にコントロールできるようになると、右手のほとんどの技術的なことに“解決の光”が見えてくる、かもしれません‥‥。
ヒマな人はチャレンジしてみてください。

ちなみに、この練習は、大昔に本場のプロたちから教えられたものです。
実際に試してみたら、いろいろなことに応用が効くようになりました。感謝!!
他にも、左手のための練習や拡張のための練習、そしてラスゲアードの練習などがありますが、気が向いたら?ご紹介します。

幸運を祈ります!!

posted by 羊飼い at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2017年12月18日

魂がこもる親指-その1

フラメンコギターの世界では“pは魂がこもる指”と言われているようです。
エネルギーのこもる i と並んで、とても重要な指といえるでしょう。
※あくまでも“こもる”です。“こめる”ではありません。念のため‥‥!!

pを使う時、ついつい前腕ごと動かしがちですが、これでは“今風”のフラメンコには不利、というか損をしてしまうことになるようです。
気になる方は気を付けて練習してみてください。

以下、譜面を見ながら読んでください。
p-1.jpg
-1- 
 もっとも単純にD弦とE弦を弾くように指示されています。
ただ、音を出すだけだったら、今更こんな単純なことを練習する必要はありませんよね!!
ここで少しだけ気にして考えて欲しいことがあります。
それは“自分のpは、どこに力を入れて、どこが動いて弾いているのだろう‥?”ということです。
また、繰り返しになりますが、pを動かす時に前腕の動きを最小限にする、ということが不可欠なのです。
pを使っているつもりが前腕を動かすことで弾いてしまう‥‥これではアルペジオやトレモロの時に弾きづらくなってしまうだけでなく、pを連続して使う時に非常に不利になってしまいます。

2- 
 これは1拍で2つの音を出す例です。
ゆっくりとしたテンポなら問題は無いのですが、ちょっと速いテンポや細かなリズムの場合、また応用としてのアルサプアの時に、とてもテンポに追いつけなくなってしまいがちです。カッコ良いpが‥残念ながら、できない状態になってしまいます。

ちょっと面白い練習方法として、拍の頭では↑p、そして拍の裏で↓p‥‥というモノがあります。
pの爪をピックアップのように使う弾き方です。
pと前腕が“悪い連動?”をしてしまう場合に効果的な練習方法です。
慣れてきたら、♩=250位で軽く弾けるようになることを目指してください。
ブレリアスでの3連符のアルサプアを難なく弾けるようになる、はずです('◇')ゞ

-3- 
 -3-は-1-の応用例のひとつです。
 “複数弦のアポヤンド”の練習になります。

 実際の曲では、時には3本の弦を弾く時も出てきます。
 多くの場合“、弾き始めの弦よりも弾き終わりの弦の音”が主役のように響いている必要があります。
1小節目ではD弦よりもC弦、2小節目ではE弦よりもD弦が主役になります。
ピタッとアポヤンドを決めるつもりで弾いてみてください。 

応用例としては、複数弦のアルアイレがあります。
実際の演奏では、これらが混在している場合がほとんどです。
というのも、“技術は心の表現”だからです。心の赴くままに単音のアルアイレとアポヤンド、そして複数弦のアルアイレとアポヤンドが、結果的に使われるということになります。

-4- 
 pの応用例の一つとしてアルサプアを使った大昔の?1コンパスを紹介しておきます。
リズム形式としてはアレグリアス、です。
p-i-pの3連符、昔風のアルサプーアですね、そして今では普通のアルサプーアが混在しています。

 注意点としては、p-i-pの時に、いちいち手が動いてしまう、ということを最小限にするということです。
そのためには、pを弾いた後の↓iを弾く時に、直前に動かしたpが弦から離れないように“我慢”する、ということです。
pのアポヤンドは↓iを弾き終わるまでは弦上に、つまりアポヤンドしたままの状態をキープしておくことがポイントになります。
弾きやすくするために、音が出たらすぐに弦から指を離す、という状態になりやすいものです。
でも、ここは我慢、です。慣れればpのスピードが速まるだけでなく、手のバタつきが最小限になってきます。
なお、バタつきを防ぐために、今回はゴルペを省略しています。

低音のメロディーが綺麗に響くことを目指してください。
特にD弦でのメロディーが綺麗に響かせることが必要になります。

posted by 羊飼い at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2017年11月26日

正解、です('◇')ゞ

 飯ヶ谷です。(ヒロシです!‥‥のパクリではありません)

今まで書いてきたことの幾つかを組み合わせて、正解を導き出した人が出ました!!
凄いことです。少なくとも私にとっては‥‥。
アポヤンドの秘密や作用・反作用についてのことなど、とても真剣に取り組んでくれている人がいたとは、嬉しいやら感激するやら‥‥。しかも、ごく丁寧なメールをくれました。
曰く‥‥
“図々しいメールを差し上げる失礼をお許しください。
先生のブログに書かれていることを、自分なりに落ち着いて考えて実践してみました。
最近、音が変わってきたことに気が付きます。明るいけれど芯がある、指が自然と元の位置に戻るようになってきた、そして細かなことに神経が行くようになってきた気がします。
そこでひとつだけ質問したいことがあります。もし、正解でしたら、その時だけお知らせいただけたらと思います。

今まで、カンテで言う地声ということにも疑問を感じていたのですが、フラメンコギターでの自音(?)というのが、少しばかりわかってきたような気がするのです。
ひょっとして、声で言えば裏声のような出し方と似ているのではないか?、ということです。
今までと違って力まずに軽やかに音が出るようになって来たような感じなのです。
近くに住んでいれば、すぐにでも出向いてレッスンを受けたいところですが、何分遠いもので無理のようです。
出張か何かで関東圏に行くことがありましたら、ぜひご教授願いたいと思っております。

お忙しいところ誠に申し訳ないというか、失礼ながら、よろしくお願いします。”
‥‥という内容のメールでした。

さっそく“大正解です”と返信しました。
嬉しいですね〜、フラメンコの音を理解、実践できる人が一人増えました(^^ゞ
表現方法はともかく“裏声のような出し方”というのは理解できます。
とかく力で弾きまくる人が多いのですが、別の言い方をすれば“ヌキ感”、そして“反作用”で音を出す‥‥これが理解・実践できればフラメンコギターは勝手に泣いてくれるように響き始めます。

拍手喝采!!

このような音を出せる人が、少しづつでも増えて欲しいところです。
嬉しさの余り、つい書いてしまいました。
さらなる精進をお願いしたいところです。


posted by 羊飼い at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋