2018年08月27日

第27回日本フラメンコ協会新人公演の感想-ギターの部

 酷暑の中で催された第27回新人公演、出演者も選考委員も、疲れました。
私はギターとカンテの部の選考委員を依頼されたので、その感想、それも、あくまでも個人的な感想として書いてみようと思う。
ただ、正直に書くので、気を悪くされてしまうこともあるかもしれないが、私の52年のフラメンコ人生からの感想ということで素直に読んで頂けたら幸いです。

まず、ギターの部から‥‥
今年は参加者が5名という寂しい感じもする状況だったのですが、それはそれとして、個人的には嬉しい収穫もあったようです。

まず、奨励賞を受賞した福嶋隆児さん、おめでとうございます。
と言いたいところなのですが、今回は運が良かった奨励賞受賞と認識して欲しいと思います。
音がブツ切れの時が多かったこと、全体に1本調子だったこと、そして何よりもリズム感・コンパス感に多少なりとも問題が垣間見れてしまいました。今後の更なる精進を期待したいと思います。

私的には、最後にアレグリアスを演奏してくれた内山友樹さん、そのファルセータ群に、勝手に粋なセビージャの空気を感じてしまいました。
とても洒落た曲作りで、良い意味で日本人離れしていたと思います。
ただ残念なことは、全体に音が細くて弱かったようです。別に力任せの大きな音は必要ないのですが、音の際立ちがあったら、と感じてしまいました。そして、もう少しテンポがあったら、文句無しに奨励賞を受賞できたと思います。
このあたりのことを今後の練習時に取り入れていただければ幸いです。期待しています。

また、1番最初に演奏してくれた磯谷徳志さん、しっとりとしたコルドバ風のソレアと、これも勝手に感じてしまいました。素晴らしい感性と思います。パコ・ペーニャ氏やビセンテ・アミーゴ氏に繋がる流れを感じました。
ただ残念ながら、やはり音が全体的に弱かったようです。
また、アルペジオにもう少しの配慮をして欲しいと感じました。左手のスラーも‥‥。
アルペジオとスラーは、ギターのキモですからね。丁寧さが欲しいところです。
今後の進化を期待していますので、ぜひ丁寧な練習を積み重ねてください。

今回は、全体的に、わざとらしい、そして、これ見よがしのラスゲアードが少なかったのは嬉しいところです。勿論、必要性があれば、バリバリとラスゲアードをしても良いとは思いますが‥‥。
あくまでも、ギターソロという立ち位置でのフラメンコを弾いて欲しいと思います。
また、pの音ばかりが強く感じてしまうところ、アルペジオの正確性に、更なる心配りが欲しいと感じました。
でも、P.Aというか、マイクの特性もある可能性もありますので、ナンとも言えませんが‥‥。

皆さんの今後の成長・進化を期待しています。
しかし、暑かった‥‥(-_-;)

posted by 羊飼い at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | タマ〜に書く日記

2018年08月24日

踊りの伴奏-2(Farruca-ファルーカ-2)

 この動画は“お薦め動画集”で2年位前に紹介したものです。

出演者は‥‥
バイレ/マリオ・マヤ、 カルメン・コルテス
カンテ/マヌエル・デ・パウラ、 ミゲル・ロペス
ギター/ アンヘル・コルテス、ラモン・アマドール ‥‥各氏、です。

イントロでマノロ・サンルーカル氏のファルセータを弾いているのは御愛嬌、ということで理解しておきましょう。
ここで肝心なことは、マリオさんの一挙手一投足に集中して観る、ということです。
テンポの変化について行ければ、OKでしょう。
付いて行けない人、タイミングやリズムが分からなくなってしまう人は、自分のリズムで弾いてしまう人でしょうね。
伴奏は、主役の唄い手や踊り手さんの感じているリズムを即座に感知してギターを弾かなくてはいけないのです。

といっても、日本の発表会みたいな場合は、踊る人がギターのリズムに合わせて踊っている人が多過ぎるようです。
これでは、何十年やっても、伴奏は覚えられないと思います。
やはり本場に行って修行するのが一番ですが、それが難しい人は、基本にうるさい踊りの先生を探して、そこで一緒にギターを弾かせてもらうのが良いかもしれません。

ちなみに、ファルーカですが、好みもあるとは思いますが、大昔Raul(ラウル)という凄い踊り手がいました。たしか、奥さんが日本人だったと記憶していますが‥‥!?
そのラウルさん、なんとパコ・デ・ルシアとレコーディングしています。

paco y raul.jpg

この中に収録されているファルーカ、とても伝統的な感じを“サラ〜ッ”と弾いています。本当は動画を探してみましたが、見つかりませんでした(._.)

聴いたことがない人は、このレコード、又はCDを持っている人を探して聞かせてもらってください。
でも、YouTubeにも全曲アップされているようですが‥‥。
しかし、この中のGuajiraやImpetuも、凄いです(^^ゞ

posted by 羊飼い at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2018年08月22日

昼下がりの雑記

 台風の影響とやらで、今日も暑い‥‥そろそろ体力・気力共に限界が近いかも‥‥(-_-)
ところで、先ほどアップした“複合メカ-4 トレモロ編”の中で誤字・誤植があったので、修正しておきました。
生意気にブラインドタッチでタイピングしているので、時々誤変換に気付かずそのままにしておくのが悪いらしい。
ちゃんと読み直しているつもりなのだが、生来のせっかち症が邪魔をするようだ。反省<(_ _)>
ということで、気になる人は再度見直してください。

さてさて、24日〜26日はフラメンコ協会新人公演なのだが、台風の影響はどうなのか‥‥と私が心配しても仕方がない。
でも、事前練習に多少なりとも影響が出る可能性があるかも。特に初日に出演する踊りの人たちの中には、影響を受ける人もいるだろう、と思う。大変だな〜!!

今年は踊りは関係無いので知らないが、ギターが5名、カンテが17名も出場するとのこと、凄いですね〜!!
どうか大声コンテストのようにならないことを祈ります。聴いていてイラついてしまいますから‥‥勘弁して欲しい。
最近テレビで流れるDocomoのCMのような、ただただ喚きちらすようなカンテは、勘弁して欲しい。

ギターは、3連符のラスゲアードから始まるのも、勘弁して欲しい。魂だけで弾くのも、勘弁して欲しい。
あまり公に書いてはマズイとは思うが、年々レベルと質の低下が感じられるような気がする。
また、弾く曲も、つまらないオリジナルだったら、カッコ良い既成の曲?を弾いて欲しいところです。
もし、ブレリアやシギリージャを弾くとしたら、コンパスの基本に忠実に弾いて欲しいと思う。
私の個人的な好みなのだが、カッコ良いアレグリアスか、ドキッとするタランタやミネーラやグラナディーナを弾いてくれたら加点します!! おっと、某医大みたいなことはマズイですね(^^ゞ

ちなみに、いつも思うのだが、新人公演と言っても、本当にアマチュアの人もいるし、既にプロ活動をしている人もいるし‥‥実にバラバラなのが現状のようです。ちょっと疑問に思うのだが、どんなものだろうか‥‥!?
さてさて、今年はどんな感じになるのだろう‥‥!?

posted by 羊飼い at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | タマ〜に書く日記