2018年08月22日

複合メカ-4 トレモロ編

 複合メカの第4回目、です。
今回はトレモロ編を採り上げてみましょう。
トレモロは、単体?でも弾きづらいのに、更にスラーや回音(turn_ターン)、そしてコブシ等との合わせ技を伴なうことがあります。誰が最初にやり始めたかわかりませんが、実に面倒臭い弾き方を考えてくれたものです。“責任者、出てこいや〜!!”と、怒鳴りたい気持ちを押さえて、なんとかチャレンジしてみましょう。

ところで、回音(turn)についてですが、クラシックギターを勉強している方は当然知っているのですが、フラメンコギターをやっている方は知らない人が多いようなので、簡単に説明しておきます。
回音(turn)とは、回音記号が付けられた音を中心にして一つ上の音と一つ下の音を回るように弾く装飾技法です。
弾き方は二通りありますが、当該箇所で説明します。

また、これも、舞踊伴奏では、まず使われないようですので、興味のない方はパスしてください(^^ゞ
興味のある方は譜面をクリックして読んでみてください。

tremolo_fukugou-2.JPG
1.
 1〜3小節目の、それぞれ3拍目でメロディーの音が動いている例です。
1小節目では8分音符、2小節目では3連符、そして3小節目では16分音符も出てきます。
さて、実際にはどのように弾けば良いのか!?ということが、譜面だけではイマイチ分かりませんね!?
次の2.を読んでください。

2.
 実際の弾き方がコレ、です。
1小節目の3拍目は“ファ-ファ-ソ-ソ”と弾くのが一般的です。
2小節目の3拍目は“ラ-ソ-ファ-ファ”と弾くのが一般的です。なお、この拍の頭が前拍からタイで繋がっていることに気を配ることをお忘れなく。なお、3連符に関しては、ちょっとアバウトになる場合が多いかもしれません。
3小節目の3拍目は8分と16分なので“ラ-ラ-ソ-ファ”と弾くのが一般的です。

3.
 1小節目の2拍目に出てくるのが回音、です。2小節目の3拍目はコブシ、です。
3小節目の2拍目が3連符、そして4小節目の2拍目がコブシ‥‥。
これらの実際の弾き方は、次の4.をじっくりと見てください。

4.
 3.の実音の例です。
1小節目の2拍目に出てくる回音ですが、この場合は“ファ-ソ-ファ-ミ”と“回す”ように弾くのが普通のようです。
右手のi-a-m-iが、それぞれ綺麗に1音づつ響くように弾かなければマズイのです。
丁寧さと集中力が求められるようです。気合と魂だけでは‥‥まず、無理でしょうね。
また、くれぐれも“バクチ的”な考えで弾かないようにしましょう。ハズレの方が多くなると思います。

2小節目の3拍目のコブシ、ですが“ファ-ファ-ソ-ファ”と弾くのが普通ですが、お好みによって“ファ-ソ-ファ-ファ”と弾いても良いようです。

3小節目の2拍目の3連符、“ファ-ミ-ミ-#レ”と弾くことが普通のようですが、この場合は感じているリズムや気分によって“ファ-ファ-ミ-#レ”、或いは“ファ-ミ-#レ-#レ”になっても良いようです。
でも、そうなら最初からそのようなリズムで記譜するのが一般的なのですが‥‥フラメンコのアバウトさが出てくるようです。
ちなみに、フラメンコでは3拍子、3連符などの場合、真ん中の拍・音をテヌート気味に、つまりちょっと長めに感じることが週間のようです。そんなことも影響ある、かもしれませんね。

他にも、いろいろな合わせ技がありますが、最低これだけできれば、なんとなく様々な場合に対応できるようです。
面倒臭いのですが、なんとかモノにしましょう。

posted by 羊飼い at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | フラメンコ処方箋

2018年08月21日

サラも‥‥

 こんにちわ〜、サラで〜す('◇')
最近、体形が気になっている今日この頃。
なんかお腹がパンパンになっているらしい‥‥。
ということで、ちょっとしたダイエットになるから‥‥と言うご主人様のお言葉に従って
何やら動きまくる機械に乗せられてしまいました。
マイケル君も乗せられた、とのことですが、
本当に効果あるのかな〜、疑問です。


posted by 羊飼い at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日のマイケル&サラ

2018年08月13日

Niño Ricardo氏のソレア

 久々にNiño Ricardo氏の動画を観てみた。
何度見ても素晴らしいと感じてしまう。

氏に初めてお会いしたのが1970年の夏だった。氏が亡くなる2年前だったのが信じられない‥‥。
某ギター製作家から教えられた、というか紹介された日本人ギタリストのOさんが、リカルド氏のレッスンを受けているとのこと。そこで、了解を得てレッスンを見学に行ったのが初めての出会いだった。

気配を消して?レッスンの邪魔にならないように静かに息を殺して見学していたことを思い出す。
その時に、氏の写真が大きく掲載されている現代ギター誌を持参したのだが、嬉しそうに眺めてサインをしてくれた。

それから何日が経ったのだろう‥‥??。
唄い手の修行中のヒターノの友人の引っ越しを手伝っていた時のことだ。勿論夜中と言うか夜明け近くの時間帯なのだが、そのヒターノと他の友人数名と私で、粗末なタンスやベッドなどの家財道具を運んでいる時に、偶然にもリカルド氏とバッタリ。どうやらハシゴ酒の途中だったようだ。
その時、私たちの様子を見た氏に“お前さんはドロボーしなくてはならないほど金に困っているのか!?”と怒鳴られてしまった。
慌てた友人が“いやいや、今オレの引っ越しを手伝ったもらっている最中なんだ。けしてドロボーなんかじゃないよ!!”という説明に、氏も納得してくれた。
“いつ終わりそうだね!? 終わったらXXXのバルに来なさい。待ってるから‥‥”というお言葉。何か嫌な予感がした‥‥。

小一時間して引っ越しが終わり、どうしようかと考えていたところ、そのヒターノの友人が、“オマエ、リカルドが呼んでいるんだから、絶対に行った方が良いよ。オレも付いていってあげるから‥‥”ということで指定されたバルに行った。

“オ〜ッ、来たか!!”と私たち二人を迎えてくれた氏だった。
いろいろと話をしていると途中で氏が“ところで、なんでお前さんは私のところにギターを習いに来ないのかね!?”という質問を受けてしまった。ウソを言っても仕方がないので“ハイッ!習いに伺いたいのですが‥お金が無いんです”と正直に言ったところ、“なんだ、そんなことか。じゃ〜孫の世話を1時間してくれたら、1時間レッスンしてあげよう!!”という信じがたいお言葉をいただいた。即答したことは言うまでもない。
ということで、事前に連絡をして、氏の都合の良い時の不定期なレッスンが始まった。ラッキー!!(^^ゞ

ところで、この動画、ちょっと見づらいのですが、数少ない氏の演奏動画ですので、有り難く鑑賞させていただきましょう。
氏の表現を感じることはもちろんですが、pやラスゲアード、そしてアルペジオやトレモロなどの基本を見られると思います。
心してじっくりと鑑賞してください。

しかし、今のフラメンコ、特に日本ではなんでもかんでも情感過多でゆっくりと弾く傾向が強く感じられるような気がします。そんな演奏ばかりしていては、技術が乏しくて弾けないからだ、と思われてしまいますね。
好みは別としても、ソレアもこのくらいのテンポで“サラッ”と弾けなくては、今のフラメンコはとても弾けないと考えましょう!!

しかし、氏の生音には凄みがありました。


posted by 羊飼い at 16:36| Comment(0) | TrackBack(0) | タマ〜に書く日記